過去ログ - めだかと善吉の千夜一夜物語
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7:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:13:20.11 ID:oFYPZjWj0
うむ、善吉は気づいていなかったのか。
まあ、当事者の私ですら気づくのが遅れたから仕方のないことだ。
あの頃、私と思想的に対立していた椋枝閾先生は、
私に立候補をやめさせるべく動いていたのだ。
その椋枝先生の妨害をしてくれたのが大刀洗先輩と不知火だったというわけだ。
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:14:57.75 ID:oFYPZjWj0
この言葉を聞いて、大刀洗先輩と長者原先輩の関係が少し分かった気がした。
ルールの文面を、ルールの形を守る長者原先輩と、ルールの理念を守る大刀洗先輩。
どっちも「公平」ではあるけれど、現れ方が違うというべきかな。

長者原先輩が4月の選挙を仕切っていれば、
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:16:57.03 ID:oFYPZjWj0
「そうそう。夏休みの戦挙の時もお世話になりました。
大刀洗先輩が不知火の頼みを聞いてくれなければ、
私と球磨川の戦いは実現しなかったかもしれません。
そうなると球磨川と分かり合うこともできなかったでしょう」

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:18:04.37 ID:oFYPZjWj0
安心院さんは大刀洗先輩のことを
「普通(ノーマル)とは言えない、だが異常(アブノーマル)とも言えないので、特別(スペシャル)が妥当」
と言っていた。

一方、椋枝先生は、
以下略



11:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:21:36.46 ID:oFYPZjWj0
しばらく待っても大刀洗先輩が口を開かないので、私は話題を変えることにした。

「さらには、12月の善吉との生徒会長選挙の時の
大刀洗先輩の活躍は後世まで語り継がれるべきものでしょう。
選挙の時期を翌年の4月から12月に早めた判断、
以下略



12:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:22:21.06 ID:oFYPZjWj0
「いや、いいよ〜〜。
よくも悪くも黒神ちゃんは言わなくても分かるとか、空気を読むとかいうタイプじゃないしね〜〜。
あたしの口から話すよ〜〜」

大刀洗先輩は睡眠時間のコントロールが難しいようなので、
以下略



13:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:24:04.74 ID:oFYPZjWj0
何故、これらの要素が善吉有利に働いたかだって?

選挙の時期が早まったことで新1年生に変わって卒業すべき3年生が投票できるようになっただろう。
新1年生は私たちのことを詳しく知らないから、どうしても生徒会長としての実績があって、
自分で言うのもなんだか、それなりに有名だった私が有利になるからな。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:25:16.38 ID:oFYPZjWj0
さて、大刀洗先輩の話に戻そう。

「過去の話も大変楽しいものですが、ここからは未来の話をしましょう。
大刀洗先輩、黒神グループ内に新たに設ける倫理委員会の委員長になっていただけませんか?
社内に法令や企業規則の遵守をさせて欲しいのです。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:27:15.78 ID:oFYPZjWj0
「そうだな〜〜。黒神ちゃんは〜〜、
もしダメダメなルールがあったとしたら、それに従うかな〜〜?」

これは「悪法も法か」という議論だろう。
古代ギリシャの哲学者ソクラテスの処刑の際から既にある、ある意味古臭い議題である。
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2015/04/15(水) 01:28:58.19 ID:oFYPZjWj0
確かに椋枝先生が私の選挙活動を妨害しようとしたとき、
大刀洗先輩は「警告」でそれを防いだそうだが、
本来なら教師の介入を防ぐルールを作るほうが筋なのかもしれない。
とはいえ、新たなルールを作る時間の余裕もない緊急事態だったともいえるから、
大刀洗先輩の行動が許されないというわけではないがな。
以下略



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