過去ログ - 恭子「宮永を監禁してもうた……」
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143:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:48:13.91 ID:G0KFJGpo0
近寄ってくる恭子の顔。
髪を撫でてくるその表情は酷く切なげで、咲の心を締め付けた。
離れていく恭子の手にほんの少し淋しさを感じながら、
それでも咲はこれ以上相手の顔を見てはいけない気がして
144:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:50:31.70 ID:G0KFJGpo0
咲(末原さんの考えている事なんて分からないよ……)
覚えているのはそれだけ。
他に何を思っていたかは思い出せない。
145:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:53:06.36 ID:G0KFJGpo0
昨夜の事が嘘のような、心地よい朝のまどろみのなか。
恭子は苦笑しながら立ち上がる。
恭子「朝飯でも作るかな……」
146:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:54:45.09 ID:G0KFJGpo0
足先が冷える感覚が咲の覚醒しきらぬ頭に目覚めを促す。
膝を曲げ、スルスルとシーツを這うように足を布団の中に引き入れた。
肌蹴た掛け布団を軽く握り、自分で肩に掛け直す。
咲「……クーラー効きすぎ……寒……」
147:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:57:17.24 ID:G0KFJGpo0
一階のリビングからTVの音が聞こえてくる。
咲(末原さん、下にいるんだ)
ふっと安堵感が咲の胸に湧いた。
148:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 21:59:26.13 ID:G0KFJGpo0
キッチンで二人並んで作業をする。
咲「ハムエッグとサラダ、出来ました」
恭子「食パンも焼けたで」
149:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 22:01:23.79 ID:G0KFJGpo0
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150:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 22:02:58.01 ID:G0KFJGpo0
公園のベンチに並んで腰を下ろす。
太陽が二人の肌を焼いていく。
恭子「あっついなぁ」
151:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 22:04:58.79 ID:G0KFJGpo0
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152:名無しNIPPER[saga]
2015/06/10(水) 22:07:53.13 ID:G0KFJGpo0
恭子「すまんかったな。長いこと一人にしてしもうて」
済まなそうに苦笑しながら恭子が駆け寄ってきた。
咲「お……遅いですよ!」
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