過去ログ - 【Fate】凛「知られざる英雄たちの戦い」【スマブラ】
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302:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:38:57.69 ID:XC8WoZCo0


 視線をこちらに向けることなく、キャスターが答える。未だ私たちにトドメを刺さないことには何か考えがあってのことだろうか。

 それでも、この命がある限りは、まだ戦える。考えることを放棄するな。
以下略



303:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:39:51.18 ID:XC8WoZCo0


 妙だとは思ったのだ。この場を渦巻く清廉な空気。空間転移と言う大魔術を、いとも容易く使用した技量。そして、先刻、ランサーの攻撃を、『打ち消すのでは無く跳ね返したシールド』。

 魔力に魔力をぶつければ、技を相殺することは難しく無い。けれど、さっきのはそんな次元の技ではない。
以下略



304:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:41:01.76 ID:XC8WoZCo0

凛「ひ……!」

 その殺意を向けられた訳では無いのにも関わらず、ただ、その場に居るだけで、呼吸を忘れる程に心臓が震えた。

以下略



305:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:41:45.82 ID:XC8WoZCo0

ブラピ「ハッ!」

 ランサーの姿が、視界から消える。ランサーの突き出した杖はキャスターの胸を捉えたかに見えたが、寸前に、キャスターの盾がその突きを防いだ。

以下略



306:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:42:29.13 ID:XC8WoZCo0


ブラピ「フン、守り、隠れ、そして受け流すだけ……。全くもって、お前に相応しい戦い方だ、パルテナ様よ」

 不敵な笑みを崩さないランサーに対し、キャスターは、一手、一手、手を重ねる度にその内なる激情を増して行くかのようだった。
以下略



307:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:43:24.23 ID:XC8WoZCo0


ブラピ「苦しんでいるだと? 笑わせるな。なら一瞬で楽にしてやる!」

 月光を背に、ランサーの姿が夜空に浮かぶ。急激に辺りの温度が下降して行く。背筋に走る、確かな悪寒。
以下略



308:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:44:43.38 ID:XC8WoZCo0


 視界に映る銀色の光。月光を反射し煌めくその正体は、セイバーの手にしていた銀の剣。

 高速で回転する刃が、無防備だったランサーの身体を刻んでゆく。そして、回転する剣へと、吸い寄せられるようにセイバーが宙を舞い、剣を掴んだ。
以下略



309:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:45:51.51 ID:XC8WoZCo0

凛「セイバー!」

 私が叫ぶと同時に、セイバーが土煙の中から身を飛び出し、新たに発射された矢を打ち払った。一見軽やかに見えた動きだったが、僅かに息が荒れている。葛木の一撃は、やはりセイバーの体力を奪っていたのか。

以下略



310:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:46:51.13 ID:XC8WoZCo0

パルテナ「ッ! 宗一郎様!」

 ランサーの放った矢が一直線に私たち――否、葛木の下へと飛ばされる。キャスターが地を蹴り、葛木の身体を押し飛ばす。放たれた矢は、空を切り、夜空の闇へと溶けて行った。

以下略



311:名無しNIPPER[saga]
2015/09/09(水) 21:47:46.97 ID:XC8WoZCo0

ルキナ「リン! こちらへ!」

士郎「遠坂!」

以下略



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