6: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/11(月) 17:04:23.96 ID:+o0lHeNe0
姫「私は呪われているのです」
姫はそう言うと、全開の小窓に向けて手を差し出す。
だがそこには見えない壁があるかのように、姫の手は途中で止まった。
7: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/11(月) 17:05:51.53 ID:+o0lHeNe0
初回はここまで(´・ω・`)
男主人公で書くのめっさ久々なので、女々しくならんよう気をつけます。
8:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 17:11:14.07 ID:4TqAiPgyO
おつおつ、期待
9:名無しNIPPER[sage]
2015/05/11(月) 18:33:00.79 ID:vif3eIO+o
お、貴方か
10: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:40:44.26 ID:tcuIPDrV0
が。
魔法使い「何じゃこりゃ。わけわからんですわ」
王子「何ィ!?」
11: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:41:28.19 ID:tcuIPDrV0
姫「王子様は優しいのですね…素性もわからぬ私を助けようとして下さるなんて」
王子「何をおっしゃる。困っている人がいたら助けるのは当然でしょう」
王子は自信満々に答える。
12: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:42:01.84 ID:tcuIPDrV0
姫「すみません…私、友達ってよくわからなくて」
王子「あっ、俺と会ってくれるだけでいいんです。それで色々お話できれば」
姫「会ってお話する…それが友達?」
13: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:42:53.47 ID:tcuIPDrV0
>翌日
王子「〜♪」
数日分の食料を背負った王子は、鼻歌を歌いながら外壁をよじ上っていた。
14: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:43:28.52 ID:tcuIPDrV0
姫「それで王子様…お友達って、お話をするんでしたっけ…?」
王子「そうでしたね」
王子(いかん、自分が言ったことを忘れていた。でも「姫様をじっと見ていられるだけでいいんです」なんて、口が裂けても言えるか)
15: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:44:17.22 ID:tcuIPDrV0
王子「俺の国は小国だけれど、勇者を生んだ国ってことで今大注目で〜」
姫「勇者…魔王を討った方ですね」
王子「そうそう。一応俺は勇者と幼馴染でもあるんです。で、勇者は俺の姉様と恋仲でもあり、近々結婚すると思う」
16: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/05/12(火) 16:44:58.81 ID:tcuIPDrV0
姫「う、ふふふっ」
しばらく話すと姫の緊張感も大分溶けたようで、姫は口元を抑えて大笑いする様子も見せた。
姫「王子様って、とても好奇心旺盛で、色んなことを知っていらっしゃるのね」
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