過去ログ - 安部菜々、魔法少女になる。〜PROJECT G4〜
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17: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/05/26(火) 22:25:25.93 ID:6BW4cku00
「そうだ。どうせなら、こう、サポートの可愛い妖精みたいな喋り方してくださいよ。ウサミン星からやってきたって感じの」

「ボグデグバ?」

「絶対違う」
以下略



18: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:26:09.72 ID:6BW4cku00

――*――*――*――



以下略



19: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:27:19.39 ID:6BW4cku00
『ナナちゃん、急ごうっ。魔女のちからが強まってきてるよっ』

 千佳の衣装を見ていた菜々は、ウサミングハートの声で我に返る。
 そう、変身が完了した次は、鏡の中に入るのだ。
 ごくりと、菜々はツバを飲み込む。よくよく考えると、鏡に入るってかなりなホラーな気がするのだ。
以下略



20: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:28:14.50 ID:6BW4cku00

 菜々は、初めて魔女を見た。
 想像よりもずっと大きく、想像よりもずっと禍々しい。
 大きな部屋の空間の奥に、ポツンと、まるで菜々たちを待ち構えていたかのように。
 魔女は、生き物なのか疑ってしまうような、絵画的な見た目をしている。
以下略



21: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/05/26(火) 22:29:21.96 ID:6BW4cku00
 巨大な炎の塊を出せたことに、菜々は驚きを隠せない。
 魔法少女化の影響だろうか、その炎の噴出による反動はまるで感じなかった。

「ウサミングハート。ナナって他に何か出来るんですか?」

以下略



22: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:30:06.49 ID:6BW4cku00

 他の人の喋れる武器も、皆こんなにも人を馬鹿にした態度なのか確かめたくなった。もし違うなら是非交換して欲しい。

『いたたたた! イタイイタイ! ど、ドレスドライバーの手の向きを逆にして、そこにシンデレラジェムをかざせば発動出来るよ!』

以下略



23: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:30:49.71 ID:6BW4cku00

 ウサミングハートによって、時を止めていられる時間が明白になる。
 時間が止まっているのに17秒というのもおかしな話だが、この場合における17秒は菜々の体感時間だ。
 止められる制限時間に関しては、菜々の年齢そのままだ。もし菜々が永遠の10歳なら、時を止められるのは10秒だったのかと余計な考えまで浮かんでしまう。

以下略



24: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:31:51.61 ID:6BW4cku00

『魔女の消滅を確認したよっ! やったねナナちゃん』

 ウサミングハートが歓喜の声をあげる。
 魔女が消滅したことにより、周りにはびこっていた使い魔たちは自然消滅。妨害もなくなった千佳は、ツインテールを後ろになびかせながら菜々の元へと走ってきた。
以下略



25: ◆2YxvakPABs[saga]
2015/05/26(火) 22:33:13.76 ID:6BW4cku00

「菜々ちゃん。シンデレラジェムを出して?」

「……はい」

以下略



26: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:34:05.97 ID:6BW4cku00

『そのカードは、僕で使えるよ』

「え? 使える?」

以下略



27: ◆2YxvakPABs[saga sage]
2015/05/26(火) 22:35:00.56 ID:6BW4cku00

 その正体に気付いた菜々は叫んだ。卯月の身長の1.5倍はあるであろう大きなカニは、卯月に合わせるようにダブルピースを決めている。いや、こいつの場合常にダブルピースだ。
 菜々と千佳の視線が、卯月の後ろに向いていることに気付いた卯月が、笑顔で言った。

「私の友達ですっ!」
以下略



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