過去ログ - 艦隊これくしょん 〜艦これ〜 Bright:金剛
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◆li7/Wegg1c
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2015/05/30(土) 14:50:35.93 ID:8CTu9WN70
如月達はその小柄な身体に見合わぬ力で金剛達を引っ張り、鎮守府を回ってゆく。
金剛達は建物の壁を見つめた。よく見るとあちらこちらの壁や扉に改修したような痕跡が見られた。漆喰が塗り直された跡が見える。
以下略
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◆li7/Wegg1c
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2015/05/30(土) 14:51:53.89 ID:8CTu9WN70
工廠を見学した後、如月達は再び本棟へと向かう。執務室は本棟二階にあり、一階は食堂や浴室、艦娘が一般教養を学ぶ学習室などが設けられていた。学習室では幼い容貌の艦娘達が仲良く授業を受けていた。
彼女達の様子を窓越しに見ながら、如月達は食堂へと金剛達を案内した。
以下略
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/05/30(土) 14:53:53.90 ID:8CTu9WN70
次に如月達は二人を浴室へと案内した。
風呂は銭湯のような構造で、複数人が入れるものだった。湯船には少なくとも6人以上入れそうだ。
以下略
22
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/05/30(土) 14:55:08.96 ID:8CTu9WN70
「クマー?だれクマ〜?」
その時、彼女達の騒ぎを聞きつけ、金剛と比叡に宛てがわれた部屋の隣から二人の少女が出て来た。
以下略
23
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◆li7/Wegg1c
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2015/05/30(土) 14:55:59.64 ID:CIJA8RGZ0
如月達に一通り鎮守府内を案内してもらった翌日、金剛と比叡はある場所へと出かけた。
横浜市のとある墓地だった。十字架が立ち並ぶ静かな小山。風が小枝を揺らし、静かな鎮魂歌を奏でる。
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24
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◆li7/Wegg1c
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2015/05/30(土) 14:57:25.07 ID:CIJA8RGZ0
ふと周りを見渡すと、墓を訪れていた人を見つけた。小さな少女だ。背丈からして14歳くらいだろうか。
「こんにちは・・・」
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25
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◆li7/Wegg1c
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2015/05/30(土) 14:58:50.26 ID:CIJA8RGZ0
その泣き声は金剛の脳裏にあの日の光景を思い出させた。
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26
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◆li7/Wegg1c
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2015/05/30(土) 14:59:36.40 ID:CIJA8RGZ0
その時だった。突如、二人に通信が届いた。
「緊急通報、東京湾沖に深海棲艦が出現。戦艦ル級2体と空母ヲ級1体だ。直ちに出動せよ」
提督からだった。
以下略
27
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/05/30(土) 15:01:35.22 ID:CIJA8RGZ0
「比叡!」
「は、はい!」
以下略
28
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◆li7/Wegg1c
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2015/05/30(土) 15:04:21.04 ID:CIJA8RGZ0
鋼鉄の装備を得た二人は海へと進撃していった。艦娘達は艤装を装着することで、自身の周りに透明の防御壁を形成するのだが、この防御壁は海上に浮上する役割も担っていた。
浮遊の役割は足底に形成された防御壁が担っている。いわば、艦娘は大きなお皿の上に乗って水上を移動していると言ってもいいだろう。
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◆li7/Wegg1c
[saga]
2015/05/30(土) 15:05:15.09 ID:CIJA8RGZ0
「お待たせしまシター!」
波を切り、金剛と比叡が高速でその場に駆けつけた。
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