過去ログ - 艦隊これくしょん 〜艦これ〜  Bright:金剛
1- 20
2:名無しNIPPER[sage]
2015/05/30(土) 14:20:59.53 ID:3fmSpV8mO
前書きなげーよくっさ


3: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:21:11.77 ID:uAkK07/C0

海。地球の七割の面積を占める未知のフロンティア。

そこには人知れぬ生命体が無数に存在する。今日も続々と深海から新種が発見される。不気味な深海魚に目のない蟹。あの巨大な体躯を持つダイオウイ

以下略



4: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:22:23.63 ID:uAkK07/C0


10年前のその日、ある少女達は英国にいた。紳士の国と呼ばれるその国は寒かった。街には既に雪が積もり、人々の吐く息は白くなっていた。

とある大きな港。二人の少女が暑いコートを羽織り、誰かを待っていた。その顔つきはどことなく似ており、二人は姉妹であることが伺えた。
以下略



5: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:27:03.57 ID:uxiL7peg0

この姉妹はイギリスに留学しており、この日一通りの課程を終了して豪華客船で日本に帰る予定だった。

客船の乗り口で待つ両親のもとへ、姉妹は元気よく走り出した。

以下略



6: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:27:46.66 ID:uxiL7peg0

死の恐怖に震える二人の前に、怪物がゆっくりと近づいてくる。海水に濡れた怪物は人間の美女の姿をしていたが、血の気のないその顔に人間らしい暖

かな感情は伺えない。ただ冷たい蒼眼で少女達を見つめるだけだった。

以下略



7: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:29:53.76 ID:uxiL7peg0


第一回 私の実力、見せてあげるネー!


以下略



8: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:31:15.26 ID:uxiL7peg0

深海棲艦と呼ばれた海の怪物達。この脅威をどのように扱うかは各国で意見が分かれた。

人間やクジラそっくりな見た目、そしてわずかながら人語を話すなどの特徴から知的生命体なのではないか、と考える一派もあった。無論、だからと言

以下略



9: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:33:25.27 ID:uxiL7peg0


少女も、10年前のあの時はそうだった。

震える妹を抱きしめつつも、自身も恐怖に怯え、両親を失った絶望と悲しみ、そして無力感に包まれた。
以下略



10: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:36:29.99 ID:CYvm8SPd0
深海棲艦が艦娘の活躍によって撃退された後、各国家や軍需産業はこぞって彼女達を手にしようと働きかけた。

これほど美味しい逸材を是非とも我が手に収めたいと思うのが人の性というものであろう。何より、彼女達の武装は軍需産業にとって喉から手が出るほど素晴らしいものであった。海を自在に歩くという人類の長年の夢を実現できるのだ。誰がこれを欲しがらずにいるだろうか。

しかし、彼女達の装備、通称『艤装』は再現不能であった。ある程度ならば人の技術によって整備や修理、形の再現こそ可能ではあったが、人類の技術によって、一から艤装を新造することはできなかった。構造が全く分からないのだ。
以下略



11: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:37:38.30 ID:CYvm8SPd0


と、少女がそれまでの深海棲艦と艦娘の戦史を振り返っていると、後ろから誰かが彼女を呼んだ。

「お姉さま・・・」
以下略



12: ◆li7/Wegg1c[saga]
2015/05/30(土) 14:38:30.49 ID:CYvm8SPd0

二人はこの10年の間に、厳しい訓練を経て艦娘となった。

あの惨劇の後、二人の前に突然軍艦の形状をした艤装が現れた。そして、二人はその艤装の適合者だと判明したたのだ。艦娘は艤装に選ばれた者しかなれない。艤装はどんな少女でも装備できるものではなく、艤装自身が選んだ特定の少女のみしか装備できないことも判明した。その選定基準も未だに確立したものがなく、各国政府は艦娘の探索に苦労していた。

以下略



263Res/273.78 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice