493:名無しNIPPER[sage]
2016/02/03(水) 00:21:39.63 ID:i01M8kjr0
さて、後は敵を待つだけだ。……本当は来て欲しくなんかないけれど。
鎮守府近海であることから、多くの敵を引きつれてくることはない筈。敵は恐らく少数、加えて精鋭で来るだろう。
494:名無しNIPPER[saga]
2016/02/03(水) 00:23:12.85 ID:i01M8kjr0
・・・・・・・
「来た」
495:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:25:49.21 ID:i01M8kjr0
……バレた?
ゾクリ、と悪寒が走り、直感が警鐘を鳴らす。
496:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:26:27.88 ID:i01M8kjr0
===============
提督「番頭!番頭どうした!返事をしろ!」
497:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:28:15.74 ID:i01M8kjr0
しかし、どちらにせよ哨戒が見つかった以上、敵は待ち伏せを悟り撤退するだろう。
提督の作戦は失敗に終わったのだ。
498:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:29:24.89 ID:i01M8kjr0
『胸を、打ち……はぁ、喋りずらいだけで……無事、です。……それより……敵、ですが……』
提督「撤退したのだろう?もういい喋るな。今人を」
499:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:30:45.02 ID:i01M8kjr0
だとしても、と提督は疑問を深める。
輸送艦に過多とも言えるほどの敵を寄越し、囮として使うほどの周到な敵が、自らの身を危険に晒すリスクを冒すだろうか。
500:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:31:39.35 ID:i01M8kjr0
ーーーーーーーーー
提督の開戦を告げる声が無線から途絶える。
501:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:34:04.21 ID:i01M8kjr0
弥生「だ、駄目っ!」
しかしその足は、弥生が彼女の腕を掴むことで止められた。
502:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:35:06.00 ID:i01M8kjr0
しかし、彼女は今の卯月の行動が間違っているということは解っている。だからこそ今彼女は自分を抑えていた。
感情と理性のせめぎ合い。それが今の彼女のおずおずとした態度に表れていた。
503:名無しNIPPER[sage saga]
2016/02/03(水) 00:35:51.73 ID:i01M8kjr0
卯月を張った手を握りしめ、彼女は顔を伏せる。
彼女も卯月、文月同様か、それ以上に彼の身を案じていた。
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