31:名無しNIPPER[sage]
2015/06/15(月) 00:29:35.94 ID:9AhOzPvm0
乙
>>30
いや、わかるわけないでしょw
焦らず、急かさず、ゆっくり待とうよ
32:名無しNIPPER[sage !蒼_res]
2015/06/15(月) 19:56:20.88 ID:Y7/F7Wuro
あー次回投下予定をあらかじめ宣言しておくのいいかも知れないですね
未来の自分のケツを叩く意味でも……
33: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/15(月) 19:58:11.17 ID:Y7/F7Wuro
……このまま顔を見詰めていてもあらぬ誤解を受けそうだ。僕もフロアの方を向く。
飛び交っていたレーザーはいつの間にか鳴りを潜め、その代わり、ミラーに反射される光の演出が柔らかい。
34: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/15(月) 19:59:33.86 ID:Y7/F7Wuro
それは少女の唇から漏れていた。
無愛想で不躾なこれまでの言動からはほど遠い、しっとり落ち着いた声だった。
その声質もさることながら、初めて聴いた――であろう――曲を、早くも憶えてしまったことに驚く。
35: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/15(月) 20:00:51.02 ID:Y7/F7Wuro
「……まぁ、クラスメイトとかとなら、よく行くけど。友達以外だったら面白くないからパスかな」
クラスメイトと、ね。人並みに高校生らしい遊びもするんじゃないか。
ただ、その答えから察するに、さほど積極的に歌うわけでもなさそうだ。
36: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/15(月) 20:02:26.55 ID:Y7/F7Wuro
「ま、ホテルでオジさんに頼まれれば、備え付けのカラオケを歌ったりすることはあるけどね」
……結局そっちへ話が飛んでしまうとは。
円光を避けるべくここへ連れてきたのに、ちらちらとついて回るその存在には苦笑いを禁じ得ない。
37: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/15(月) 20:04:02.28 ID:Y7/F7Wuro
何故か、胸の奥が少しだけ痛くなる感覚があった。
愁雲、とでも云おうか。憐憫……とはまた違う酸いだ。
そんな僕の、えも言はれぬ胸中とは関係ないと云った様子で、少女は小さな欠伸をした。
38:名無しNIPPER[sage !蒼_res]
2015/06/15(月) 20:04:58.88 ID:Y7/F7Wuro
ではまた明日に。
39:名無しNIPPER[sage]
2015/06/15(月) 20:23:16.17 ID:JQ1b/XRQo
乙乙期待してます
40:名無しNIPPER[sage !蒼_res]
2015/06/16(火) 22:00:59.80 ID:TNu+XPfeO
今日は前半部を全て書ききっちゃいます
41: ◆SHIBURINzgLf[saga]
2015/06/16(火) 22:02:12.93 ID:TNu+XPfeO
いくら渋谷が不夜城と云えども、深夜丑の刻ともなれば流石に人の密度はだいぶ薄くなる。
射す光は街燈のみ。行き来する人影は酔っているか、或いは水商売の関係者くらいのものだ。
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