439:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 21:55:20.65 ID:dDnsREuDO
「残念だが、身を隠すしかない。君をこれ以上、危険な目には……」
ライの手を振りほどく。いつもは心地よいはずの声が、冷静な瞳が、今ではとても疎ましく思えた。
440:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 21:56:34.43 ID:dDnsREuDO
「く……」
「……あ」
441:名無しNIPPER[saga]
2015/08/10(月) 22:01:42.53 ID:dDnsREuDO
今回はこの辺で。ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。
投下時間は今まで通りに気分でやっていこうかと思います。これからもよろしくお願いします。
442:名無しNIPPER[sage]
2015/08/11(火) 01:12:32.03 ID:mNghEH93o
乙です
443:名無しNIPPER[sage]
2015/08/11(火) 01:27:37.78 ID:WYJacdQVo
乙です
444:名無しNIPPER[sage]
2015/08/11(火) 02:28:25.19 ID:W8IPEpLQo
乙
445:名無しNIPPER[sage]
2015/08/15(土) 14:00:55.93 ID:BiauWq8Qo
乙です
446:名無しNIPPER[saga]
2015/08/15(土) 17:15:49.21 ID:96BNk38DO
周囲の様子を窺う。<無頼>を倒した<サザーランド>が去っていくのを確認してから、カレンは放棄された機体へ駆け寄った。
円を描くように<無頼>の様子を確認する。頭部が破損している他に、大きな損傷はない。右手に持っている三〇ミリライフルも充分動きそうだった。熟練した身のこなしで各部を点検した後、操縦席を覗き込む。
447:名無しNIPPER[saga]
2015/08/15(土) 17:17:10.40 ID:96BNk38DO
その手付きはどこまでも自然だった。キーボードを引っ張り出してから、モニターに機体の情報を表示。
不必要な部分への電力供給はカット。バランサーを調整し、アクチュエーターの出力も根本から変更する。調子の悪い冷却システムも、無理やり言うことを聞くようにしたようだ。
448:名無しNIPPER[saga]
2015/08/15(土) 17:18:40.87 ID:96BNk38DO
見れば、火器管制システムにも手を加えている。もうこの<無頼>は滅茶苦茶だ。まともな行動など何一つとして取れない。カレンは泣き喚いて逃げ出したい気分になった。
しかし、この少年は冷静に言うのだ。操縦席の背もたれに乗せていたカレンの手を取り、
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