505:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:13:23.99 ID:BCVIJtYDO
「……そうだな」
逃げるのはいつでも出来る。
506:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:14:25.03 ID:BCVIJtYDO
「ああ。多分……君の力を借りる事になると思う。その時は……その、頼む」
もう殆どカタコトだった。誰かに何かを頼むのは苦手だ。
507:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:15:07.49 ID:BCVIJtYDO
「話はこれで終わりだな」
空気を切り替えるように、ルルーシュが言った。
508:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:16:45.93 ID:BCVIJtYDO
だから、必死に隠していた。
持っているには苦しくて、誰かに見せるにはグロテスク過ぎる。
509:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:18:01.59 ID:BCVIJtYDO
「そうか。僕はもう少しここにいるから──」
「スザク、そこの馬鹿を連れてこい」
510:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:19:42.27 ID:BCVIJtYDO
予想されていたのだろう。苦し紛れの反論はルルーシュに一刀両断されてしまった。ライは閉口し、スザクの方を見る。
「ナナリーも喜ぶし、君の栄養管理にもなるから、一石二鳥だね」
511:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:20:56.59 ID:BCVIJtYDO
食事係から餌係にランクダウンしてしまっている。ライは絶望的な気分になった。
「違うんだ。ちゃんと考えている。自分の体調くらい把握しているから。しっかりと」
512:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:27:08.65 ID:BCVIJtYDO
「裏切るのか。スザク……」
親友の発言が信じられないのか、ルルーシュは目を見開いて、それから睨みつけた。
513:名無しNIPPER[saga]
2015/08/28(金) 18:28:26.79 ID:BCVIJtYDO
「……ありがとう。これで僕は頑張れる」
口から出たのは感謝と決意の言葉だった。相変わらずたどたどしかったが、不思議なくらい熱が籠もっていた。
514:プロローグ 了[saga]
2015/08/28(金) 18:35:00.59 ID:BCVIJtYDO
これにて終了です。ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。
ルルーシュとスザクが仲良かった頃の話が書きたかったので満足しました。3ヶ月近く掛かりましたね。長ぇよ。
515:名無しNIPPER[sage]
2015/08/28(金) 19:43:19.24 ID:trdqgrmOo
おつおつー
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