538:名無しNIPPER[sage]
2015/09/02(水) 18:00:49.98 ID:5qs+zFGLo
乙です
539:名無しNIPPER[sage]
2015/09/02(水) 20:25:04.13 ID:cERdeSom0
乙
ライは相変わらずだなあ
540:名無しNIPPER[sage]
2015/09/02(水) 20:46:04.26 ID:l24/QZ3Co
乙
541: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 21:12:51.52 ID:8dKBAj+DO
昼休みも使って一日分の仕事を終えたライは、疲れた様子で学園の門へと歩いていた。
ひどい一日だった。ルルーシュとシャーリーはギクシャクしているし、リヴァルはことある毎にライをからかうし、どうしてかカレンは朝から口をきいてくれないしで、完全に四面楚歌の状態だ。
542: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 21:13:36.09 ID:8dKBAj+DO
だから逃げるわけにはいかない。屋上でああ言った手前、中途半端な事などしていい筈がなかった。
校門を抜けると、車道を挟んだ向こう側に、そびえ立つ大学が見えた。その前に軍用の大型トレーラーが停車している。あれを見るだけで、ライは気分が夕陽のように沈んでいくのを感じた。
543: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 21:14:29.67 ID:8dKBAj+DO
申し訳なく思いながらも、二人はトレーラーに向かう。
そこで、
544: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 21:16:00.11 ID:8dKBAj+DO
「……急ごう。君の上司を待たせている」
先ほどまでとは打って変わって強い意志が表に出る。スザクは頷いてくれたが、その横顔はどこか悲しげだった。
545: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 21:19:33.56 ID:8dKBAj+DO
「あなたがライ君ね。こうして話すのは二度目になるのかしら」
女性は少し驚いた様子だったが、すぐに柔らかい微笑みを浮かべた。彼女とは以前、ショッピングモールの食料品売り場で会っている。白米とジャムという奇怪な組み合わせの料理を作ろうとするセシルに、食材の位置を教えた事があったのだ。
546: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 21:20:51.19 ID:8dKBAj+DO
「責任者がああ言ってるみたいだし、行きましょうか」
告げて、妙齢の女性は微笑んだ。
547: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 21:21:46.38 ID:8dKBAj+DO
「とりあえずは血液検査をして、それから指紋と網膜から本国のデータベースに登録が無いか調べてみようかと思っていたんだけど……ごめんなさい。ロイドさんがうるさいから、あちらの用件を終わらせてからになるわね」
「分かりました。アスプルンド伯爵は、その準備をされてるんですか」
548: ◆QH3tH0UkImyM[saga]
2015/09/07(月) 22:47:19.73 ID:8dKBAj+DO
「シミュレーター、ですか」
トレーラーの奥に鎮座している箱型のユニットを見て、ライは言った。何本ものコードが幾つものモニターに繋がっている。
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