5:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:46:21.24 ID:VItNW0A+0
  
 もちろん、全てはアシディアの裁量一つで変わってしまうのだから……私はどうする事も出来ないですが。 
  
 ただ、彼女に私のことを好きになってほしい。それだけで。 
  
6:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:50:01.20 ID:VItNW0A+0
  
 そして、扉が閉ざされた奥で─。 
  
 「セイナちゃんの思うとおりにはなりませんよ……」 
  
7:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:52:46.65 ID:VItNW0A+0
  
 ─私は一人でいたいのに。 
  
 本を読んで……もっと魔法が上手にならなきゃいけない。 
  
8:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 22:55:24.50 ID:VItNW0A+0
  
 セイナちゃんの普段の声と、バトルしている時の仕草。 
  
 そのギャップにもまたドキッとしちゃって……こんな感情を覚えるのは初めてなんです。 
  
9:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:01:43.56 ID:VItNW0A+0
  
 次の日。 
  
 歓迎されないのは分かっていますが、私はこの気持ちを捨てられません。 
  
10:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:04:52.46 ID:VItNW0A+0
  
 「それって……きらきらスノウブック……どうして」 
  
 「好きな人と同じ魔法を学びたい。ただそれだけですが、ダメ……でしょうか?」 
  
11:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:07:31.92 ID:VItNW0A+0
 「どうしました、アシディア?」 
  
 「う、ううん……何でもない……練習、するんですか?」 
  
 「ええ、教えてくれます?」スッ 
12:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:11:05.62 ID:VItNW0A+0
  
 そんな私の決心から数ヵ月後。 
  
 ほぼ毎日のように彼女の元に通い詰め、アイスの練習をしていました。 
  
13:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:17:18.60 ID:VItNW0A+0
  
 お互いに譲り合おうとしない、だからこそ私とアシディアはここまで仲良くなれたのかもしれない。 
  
 だけれども……私の気持ちはずっと変わらない。 
  
14:名無しNIPPER[saga]
2015/06/16(火) 23:21:55.08 ID:VItNW0A+0
  
 彼女に習って……自分でも沢山練習した、氷の魔法。 
  
 バトルの時に使う、闇雲に相手を傷つける形ではなく……見せるための氷。 
  
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