26: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:51:07.33 ID:Jdi+XAzn0
花陽「西木野さんの歌が聞きたくて、…ずっと聞いていたいくらい好きで」
ついうっかり、生徒手帳をμ’sのチラシがはられた掲示板の前に落としてしまったことで、小泉さんが私の家に来てしまった。
ママははしゃいでるし、もう、なんでこうなるのかしら。
それで、彼女から私がスクールアイドルをやってみたらどうかと、勧められた。
27: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:51:53.08 ID:Jdi+XAzn0
次の日、私は気になってずっと小泉さんのことを見ていた。
国語の時間、当てられてうまく教科書を読むことが出来ずに…落ち込んでいるのがわかった。放課後、一人で中庭で座ってうつむいている。
……引っ込み思案なのはわかってたけど、ここまでとは。…こうなったら、私が手助けしてあげないと。
真姫「あなた、声は綺麗なんだから…」
28: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:52:26.59 ID:Jdi+XAzn0
……………………。
小泉さんと、星空さんが、とても驚いたような顔をしている。
私は、今、何を言った?
…μ’sの作曲をしたのは、私だ。
29: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:53:08.01 ID:Jdi+XAzn0
凛「かよちんは、ずっとずっと前からアイドルやりたいって言ってて!」
真姫「そんなことはどうでもいいの!このこは結構歌唱力があって…」
凛「ちょっと、どうでもいいってどういうこと!」
こんなところでも星空さんとまだ口論。星空さんに引きずられたせいか、ぐったりしている小泉さんが顔をあげる。
30: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:53:43.75 ID:Jdi+XAzn0
小泉さんが、その手を取る。…夕陽と相まって、ほんとうに綺麗で、綺麗だったのは、決意を固めて思いを口にした小泉さんと、それを受け止めた高坂先輩だと思う。
本当に良かった、と泣く小泉さんを何泣いてるの、とからかうと私が涙ぐんでいるのに、彼女も気付いたのかそれを指摘する。
私は、ふいっと顔をそむけそれを否定した。
ことり「それで、二人は?」
31: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/06(月) 01:54:58.81 ID:Jdi+XAzn0
今日はこれで終わりです、ありがとうございました。
32:名無しNIPPER[sage]
2015/07/06(月) 07:02:35.79 ID:zK24tIrPO
乙です
続き楽しみ
33: ◆W9LNIhXYhlEG[saga sage]
2015/07/06(月) 10:04:16.12 ID:joNi+bt70
ミス訂正です。
>>27 私がいきなり発声練習を始めて驚く花陽。 →私がいきなり発声練習を始めて驚く小泉さん。
>>30 本当に良かった、と泣く小泉さんを何泣いてるの →本当に良かった、と泣く星空さんを何泣いてるの
その他、点の位置がおかしく読みにくいところがたくさんありますね…ごめんなさい、気をつけます。
34: ◆W9LNIhXYhlEG[saga sage]
2015/07/14(火) 21:58:56.76 ID:7m1V8y9a0
真姫「私ね、スクールアイドルのクラブに入ったの、また音楽するわ。ほら、前に来たでしょ?小泉さん。あの子と、あの子の友達の星空さんと…」
こんなに、学校のことを話したのは久しぶりかもしれない。
私は、今日のことがほんとうに嬉しくて嬉しくて、二人でいたママとパパに話した。
35: ◆W9LNIhXYhlEG[saga sage]
2015/07/14(火) 21:59:46.90 ID:7m1V8y9a0
私は、本当にうかれていた。
小泉さんと、星空さん…いえ、もう違う、こう呼ぶんじゃない。
花陽と、凛。
朝練の時、どうしても西木野さんって他人行儀に呼ばれるのが嫌で…言い出してしまった。
切り出し方は、変だったけど二人とも、おかしいと思わずに「真姫ちゃん」って呼んでくれた。
36: ◆W9LNIhXYhlEG[saga]
2015/07/14(火) 22:00:39.51 ID:7m1V8y9a0
真姫「なんで、どうして…?」
譜面だったら、どこか別の場所に置いてしまったのか、とも思えた。
音楽ソフトなら、PCがおかしくなったのか、と苦しいながらも自分に言い聞かせられた。
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