2: ◆Rqkr/iCaBpzw[sage saga]
2015/06/30(火) 22:35:29.11 ID:Ql0JQwjz0
「いいよ、自分でメールするから」
「そうですか、お姉ちゃんきっと喜びます」
直との会話に戻る菫を横目に、梓はメールを打ちはじめる。
3: ◆Rqkr/iCaBpzw[sage saga]
2015/06/30(火) 22:38:44.54 ID:Ql0JQwjz0
土曜日。
図書館に先にきていたのは紬だった。
梓が来たことに気づくと、彼女は軽く微笑みながら近づいてくる。
「梓ちゃん。久しぶりね」
4: ◆Rqkr/iCaBpzw[sage saga]
2015/06/30(火) 22:39:58.71 ID:Ql0JQwjz0
英語、国語、地理。予定していた三科目について勉強が終わった頃には、とっくに正午を過ぎていた。
「お腹すいたね」
「はい、それにちょっと疲れました」
5: ◆Rqkr/iCaBpzw[sage saga]
2015/06/30(火) 22:42:00.30 ID:Ql0JQwjz0
軽く雪の積もった道を、おしゃべりしながら歩く。
こうやって二人でおしゃべりしていると梓は少しくすぐったい感じがする。
紬の純真すぎる部分に触れると、なんだか落ち着かないのだ。
6: ◆Rqkr/iCaBpzw[sage saga]
2015/06/30(火) 22:42:28.35 ID:Ql0JQwjz0
つづく。
7:名無しNIPPER[sage]
2015/06/30(火) 22:46:09.80 ID:XfHc4YheO
乙
8:名無しNIPPER[sage]
2015/07/02(木) 18:20:55.32 ID:DzU0emjAO
頑張って
9: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga]
2015/07/11(土) 22:52:00.00 ID:if7sMFiq0
動物病院に着き、急患だと告げ、黒猫を預け、待つことしばらく。
獣医の先生に命の別状はないと告げられ、2人はほっと胸をなでおろした。
診断の結果は栄養失調と老化からくる衰弱だった。
獣医が言うにはこの猫は軽く10歳を越えているらしい。
10: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 22:56:07.03 ID:if7sMFiq0
動物病院からの帰り道。
「助かってよかった」
「はい」
11: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 22:59:26.60 ID:if7sMFiq0
「梓ちゃんが?」
「はい」
「ダメよ。梓ちゃんは受験生だし。それにあの子は老猫だから」
12: ◆Rqkr/iCaBpzw[saga sage]
2015/07/11(土) 23:01:58.59 ID:if7sMFiq0
次の日。2人は動物病院へ。
猫を引き取り、昨日買ったキャリーケージへ入れる。
診察料を払った後、公園へ立ち寄った。
「それじゃあ出すね」
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