過去ログ - 奈緒「…この姿、凛にも見せてやりたいな」可蓮「あっ、りーんー!」
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13:名無しNIPPER[sage]
2015/07/07(火) 19:11:45.00 ID:cq31HMZB0
「では、失礼します…ん?凛じゃないか」

蝶のように甘い香りにつられ、すん、と花に顔を近づけたとき、不意にかけられた声はプロデューサーのものだった。顔をあげれば、扉の一つを開けながら、こちらに近づいてくる。通路やら舞台近くに居ないと思ったら、成る程、待機室にいたんだ。ライブの様子は、建物内のテレビならどこでも見ることができるから、利用していたんだろう。

「うん。朝ぶりだね、プロデューサー」
以下略



14:名無しNIPPER[sage]
2015/07/07(火) 19:14:28.25 ID:cq31HMZB0
「…違ってだな。こうして奈緒も加蓮もやっているし、お前も同じようにやりたくないかと思ったんだが。…その反応を見る限り、興味はない感じが」

「……どうしてもなら、やらないことはないけど。まあ、シンデレラのドレス着ちゃったしね……」

「そうか?別に遠慮することはない。あの二人も気にしないだろう」
以下略



15:名無しNIPPER[sage]
2015/07/07(火) 19:16:48.11 ID:cq31HMZB0
「……うん、わかった。今はこれで勘弁してあげる」

「助かるよ、お姫様」

なんだか恥ずかしい。内心でつらつらと言い訳を並べて、素直じゃないことを自覚しながら言えば、それを知ってか知らずか笑い返されて。
以下略



16:名無しNIPPER[sage]
2015/07/07(火) 19:18:02.97 ID:cq31HMZB0
やっぱりバレてた。その顔はさっきの奈緒の顔と似ていて、彼女にもバレていたってのは確実かも。逃げようとすれば、わしゃわしゃと頭を乱暴に撫で回される。そうされると、ああ……不思議と、疲れが抜けていく、ような。さっきまでの悔しさとか、なんか色々、胸の奥にたまっていたものも、一緒に。すっ、と楽になって、はじめて気負っていたんだと気が付いた。
プロデューサーって不思議だ。彼に誉められると、ツラいこともイヤなことも自分の糧にして頑張ろうって思えるから。

痛い、とか雑、とか文句を言っても笑うばかり。どれくらいそうしていたか分からない。ふと手をどかしたプロデューサーが歩き出す。

以下略



17:名無しNIPPER[sage]
2015/07/07(火) 19:22:08.36 ID:cq31HMZB0
終わりです。本当に申し訳ありませんでした……

依頼出してきます


18:名無しNIPPER[sage]
2015/07/07(火) 20:03:34.12 ID:trl9WpBH0
加蓮がやけにご機嫌なのはあれか、バトル時のセリフのせいかな(自己判断)


19:名無しNIPPER[sage]
2015/07/07(火) 20:59:18.49 ID:c1xGo+S3O
このタイトル前見たなあ、立て直しか→あれ、また間違ってるじゃん→いい話じゃないか……
良い距離感だわ、乙


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