146:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 00:23:10.30 ID:mAIq3Puio
片手に何とか支えて、私は呼び鈴を鳴らす。
しばらくの静寂の後、はーい、と声が返ってきた。
「暁美、です」
147:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 00:23:39.51 ID:mAIq3Puio
すぐにドアが破れるような勢いで開かれて。
私と、私の背中に眠る娘とを見た彼女の両親は、喜びの余り破顔して。
私は、目を伏せる。
148:名無しNIPPER
2015/07/13(月) 00:24:57.21 ID:mAIq3Puio
また明日に
149:名無しNIPPER[sage]
2015/07/13(月) 01:26:20.91 ID:yT1JOiBbo
乙
厄介なことになる事を分かっていただろうにあえて名前を告げて届けたのはけじめなのだろうか
150:名無しNIPPER[sage]
2015/07/13(月) 02:33:35.60 ID:2zjP9G6eO
告別か……
151:名無しNIPPER[sage]
2015/07/13(月) 14:20:36.67 ID:Rl9VDvtAO
よかったら完結後に過去作教えて
152:名無しNIPPER[sage]
2015/07/13(月) 22:39:01.30 ID:mAIq3Puio
ひどい自己満足だと思う。
だけど、せめて。
人としての死を、あげたかった。
153:名無しNIPPER
2015/07/13(月) 22:39:51.82 ID:mAIq3Puio
ただ。
いなくなってしまったことすらも気付かれずに。
その生をまるごと誰かに譲り渡してしまうような最期を迎えた子を、私は知っているから。
154:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 22:41:04.38 ID:mAIq3Puio
「ほむらちゃん、来てくれてありがとう」
「……」
155:名無しNIPPER[sage saga]
2015/07/13(月) 22:42:05.14 ID:mAIq3Puio
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