過去ログ - 響「今ここにいる奇跡に」
1- 20
42:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:08:51.81 ID:XKRiySpR0

「お孫さんでは、ないですよね」

「ああ」

以下略



43:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:11:08.81 ID:XKRiySpR0

「なんだ貴様、儂の言を疑っておったのか」

「先生のお人柄については全般信用しておりますとも。ただ、内容が内容ですから」

以下略



44:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:12:41.17 ID:XKRiySpR0

「初顔合わせからはもう一年ほどにもなるが、つくづく思い知った。
 とても兵器としては扱いがたい。彼女らにはれっきとした人格が備わっている」

「わたしも、そのように感じました。体温だって人となんら変わりなかった」
以下略



45:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:15:57.28 ID:XKRiySpR0

「彼女たちが上から重用されることで、兵士たちとの軋轢が発生すると?」

「少なからず反発はあると見ている。
 逆に軽んじられれば、今度は無茶な作戦で使い潰されることにもなりかねんのだがな。
以下略



46:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:18:37.04 ID:XKRiySpR0

「儂も門外漢で詳しい仕組みはわかっとらんのだが、
先般開発された『デンシン』は彼女たち『艦娘』を支援する上で、欠かせぬものなのだと聞いた」

「はい。現場での大まかな連携のみならず、不測の事態で指揮系統が乱れるなどした際、行動を一体化させるのには大いに役立つかと」
以下略



47:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:20:55.69 ID:XKRiySpR0

「左様であるなら一席設けた甲斐もあった。とにもかくにも、まずは深海棲艦に打ち勝つ力を蓄えねばならん。
 要となるのは各提督、各司令官の指揮に相違ないが、常勝体勢を築くために必要なことはまだまだ山とある」

「その話に関連して、二点ほど確認したいことがあるのですが、よろしいですか」
以下略



48:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:24:39.90 ID:XKRiySpR0

「その、彼女たちを指揮する提督たちとお会いすることは――」

「それは無理だ。少なくとも当分の間は」

以下略



49:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:28:26.82 ID:XKRiySpR0

「そう悲観することもあるまい。今は戦時中だしどこで何が起こるかわからん。
 何かの手違いで貴様が海軍に招聘されるような事態もあるやも知れん。そうなれば沈黙を守る理由もなくなる」

「縁起でもない。外様が呼び出されるのは内部が壊滅的にがたついたときだけでしょうに」
以下略



50:乾杯 ◆ziwzYr641k[sage saga]
2015/08/21(金) 23:32:16.86 ID:XKRiySpR0

「さもなくば、お偉方に目をつけられると?」

「今現在、艦娘たちが複数の基地に分散配置されているのは、表向きは地方の防衛強化という理由だが、造反を警戒してのことでもある」

以下略



50Res/46.63 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice