過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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113: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:21:33.13 ID:XFqi4LjNo
はぁ、と軽いため息をつきながら携帯をしまうと、俺は雪ノ下に向き直った。

八幡「小町はなんか買いたいものがあるらしい。で、あとは丸投げされた」

雪乃「そ、そう……じゃあ、私たち二人きり……というわけね……」
以下略



114: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:22:04.28 ID:XFqi4LjNo
女性客(ジー……)

女店員(ジー……)

八幡「…………」
以下略



115: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:22:51.54 ID:XFqi4LjNo
雪乃「ほ、他の人から見ても……その……そういう風に見られるのかしら……」

八幡「じゃねぇの。男女が二人でいるだけで勝手にカップル認定するだろ」

俺も高校生の男女が二人でいるのを見るたびに心の中で呪詛を唱えまくってたし。
以下略



116: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:23:17.66 ID:XFqi4LjNo
振り返れば、雪ノ下が上目遣いで俺の顔を見上げている。

雪乃「待って」

八幡「……なんだよ」
以下略



117: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:23:50.69 ID:XFqi4LjNo
八幡「まぁ、手伝ってやりたいのはやまやまだけど、店の中、入れないしな……」

そう答えると、雪ノ下はしばらく何かを考え込み、そして小さく口を開いた。

雪乃「し、……仕方がないわ……その……、カップルなら、男性客でも警戒されないのよね」
以下略



118: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:24:16.67 ID:XFqi4LjNo


   ×  ×  ×


以下略



119: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:24:48.31 ID:XFqi4LjNo
八幡「ねぇもんはしょうがねぇな、別の何かを捜すか」

とはいっても、そうぽんぽんと別の何かというものは考え付かない。とりあえずぶらぶらと歩きながら、辺りのショップを見渡した。

雪乃「由比ヶ浜さんが好きそうなものとか、どんなものが趣味なのかとか、全く知らないわね……」
以下略



120: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:25:14.36 ID:XFqi4LjNo
雪乃「……ひ、比企谷くん、その、そういうのはちょっと……まだ早いのではないかしら……」

八幡「誤解だ!」

いやまぁ立ち止まったのは事実ですけども。
以下略



121: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:25:52.43 ID:XFqi4LjNo
さすがにこの店で雪ノ下と恋人の振りをする必要はないと思うので一旦離れると『あっ……ひ、比企谷くん……ぐすっ……』棚に並んでいる便利グッズや調理器具などを物色することにした。

うは、なにこの鍋の蓋。ツマミの部分が開いて調味料入れられるなんて、超魅了されるんですけど。やだ俺バカみたい。

ホームセンターとか一〇〇円ショップもそうだけど、こういったガジェットやツールは見てるだけでもテンションが上がる。
以下略



122: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:26:28.43 ID:XFqi4LjNo
八幡「つか、なんでエプロンなんだ」

雪乃「はじめてのクッキー作りの時、由比ヶ浜さんに合うエプロンがなかったでしょう。だから、それもありかと思って」

そういえばそうだったような気もする。しかしあのクッキー作りは他にインパクトのある出来事が多過ぎたからなぁ……あいつのエプロンの有無とかぶっちゃけ記憶の片隅にすら残ってない。残っている記憶は、家庭科室がぶっ壊れたとか竜巻が起こったとか戸部が巻き込まれて瀕死の重態になったとかそういうことばっかりだ。いや、ほんと初対面からすげぇことしかやってねぇなあいつ……。
以下略



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