過去ログ - 結衣「一日一万回、感謝のやっはろー!」平塚「なんだと?」
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118: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:24:16.67 ID:XFqi4LjNo


   ×  ×  ×


以下略



119: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:24:48.31 ID:XFqi4LjNo
八幡「ねぇもんはしょうがねぇな、別の何かを捜すか」

とはいっても、そうぽんぽんと別の何かというものは考え付かない。とりあえずぶらぶらと歩きながら、辺りのショップを見渡した。

雪乃「由比ヶ浜さんが好きそうなものとか、どんなものが趣味なのかとか、全く知らないわね……」
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120: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:25:14.36 ID:XFqi4LjNo
雪乃「……ひ、比企谷くん、その、そういうのはちょっと……まだ早いのではないかしら……」

八幡「誤解だ!」

いやまぁ立ち止まったのは事実ですけども。
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121: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:25:52.43 ID:XFqi4LjNo
さすがにこの店で雪ノ下と恋人の振りをする必要はないと思うので一旦離れると『あっ……ひ、比企谷くん……ぐすっ……』棚に並んでいる便利グッズや調理器具などを物色することにした。

うは、なにこの鍋の蓋。ツマミの部分が開いて調味料入れられるなんて、超魅了されるんですけど。やだ俺バカみたい。

ホームセンターとか一〇〇円ショップもそうだけど、こういったガジェットやツールは見てるだけでもテンションが上がる。
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122: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:26:28.43 ID:XFqi4LjNo
八幡「つか、なんでエプロンなんだ」

雪乃「はじめてのクッキー作りの時、由比ヶ浜さんに合うエプロンがなかったでしょう。だから、それもありかと思って」

そういえばそうだったような気もする。しかしあのクッキー作りは他にインパクトのある出来事が多過ぎたからなぁ……あいつのエプロンの有無とかぶっちゃけ記憶の片隅にすら残ってない。残っている記憶は、家庭科室がぶっ壊れたとか竜巻が起こったとか戸部が巻き込まれて瀕死の重態になったとかそういうことばっかりだ。いや、ほんと初対面からすげぇことしかやってねぇなあいつ……。
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123: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:27:04.67 ID:XFqi4LjNo


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124: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:27:30.42 ID:XFqi4LjNo
時計を確認すると、時間はだいたい二時といったところだ。意外と長い時間を過ごしてしまった。さくっと買ってさくっと帰るつもりだったのに。

八幡「用事も済んだし、帰るか」

雪乃「え……」
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125: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:28:26.99 ID:XFqi4LjNo
八幡「じゃ、適当にその辺見て回るか……」

そう言いながら歩き始めると、横に雪ノ下が並んでくる。こいつが見たそうなところってどこかなぁ……。

適当に歩いている道中、家族やカップル向けのゲームコーナーがあった。が、特に用事もない。さっさと通りすぎてしまおうとしたとき、雪ノ下がぴたっと足を止める。もしかしてここに来たかったのか?
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126: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:28:55.30 ID:XFqi4LjNo
八幡「ちょっと待ってろ」

雪乃「え?」

クレーンゲームの台まで向かって、財布から取り出した百円玉を投入する。すると、「ふええ……」と間抜けな機械音がした。
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127: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:29:41.96 ID:XFqi4LjNo
そして追加の百円玉を投入。狙うは尻尾の辺り。そして「ふええ……」とクレーンがその狙い通りの位置に移動してくれ、そのまま尻尾を掴みあげようとする。当然持ち上げることは適わないが、前の方に動いてはくれた。

そして数度、追加のコインを投入。ふええぇぇ。ふええぇぇ。ふええ……。ごとっ。おっ、取れた。五〇〇円で取れたのなら上々だろう。俺、こんなにクレーンゲーム上手かったんだな……今度ひとりでもプレイしに来ようかな……。

筐体の払い出し口からパンさんのぬいぐるみを取りだすと、俺は雪ノ下に向かって押し付けた。
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128: ◆//lmDzMOyo[saga]
2015/09/15(火) 10:30:14.91 ID:XFqi4LjNo
雪乃「…………。分かったわ、そこまで言うのなら受け取るわ。……その、ありがとう」

八幡「ん」

それに、そんなふうに大事そうに抱きかかえられちまったら返せなんて言えねぇよ。
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