過去ログ - エフ博士「平行世界へ行く装置」
1- 20
5:名無しNIPPER[saga]
2015/08/27(木) 14:46:14.40 ID:znDtRmkj0
(あれはやはり夢だったのだろうか)

 首を傾げながら体を起こすと、自分の隣に誰か女性が眠っているのに気が付いた。

「あ! だ、誰だ?」
以下略



6:名無しNIPPER[sage]
2015/08/27(木) 14:50:41.26 ID:PiPYUWBCO
期待


7:名無しNIPPER[saga]
2015/08/27(木) 14:54:59.62 ID:znDtRmkj0
 それからの日々は、まさに夢のようなものだった。
 その世界での男は若くして事業に成功した青年実業家で、既に一生遊んで暮らせるほどの財産を持っていた。
 男は一ヶ月という限られた時間の中でその金を好き放題使い、飽きることなく遊び尽くした。

「一ヶ月はあっという間だったな……」
以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2015/08/27(木) 15:02:07.46 ID:znDtRmkj0
「どうやら無事帰還したようだな」

「ああ、エフ博士……」

 夢のような世界の余韻を引きずっていた男はどこか夢見心地で博士に答えた。
以下略



9:名無しNIPPER[saga]
2015/08/27(木) 15:08:59.18 ID:znDtRmkj0
「どうやら仮説の通り、帰還には失敗したようだな」

 エフ博士は装置の前でひとりごちた。
 一ヶ月はとうに過ぎたが、未だに旅立った男は帰ってこない。

以下略



10:名無しNIPPER[saga]
2015/08/27(木) 15:09:57.87 ID:znDtRmkj0
おわり


11:名無しNIPPER[sage]
2015/08/27(木) 15:14:24.41 ID:LhFgl54go



12:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/27(木) 15:18:20.85 ID:NEjmAguZo

実に星新一らしい話だった


13:名無しNIPPER[sage]
2015/08/27(木) 15:30:26.25 ID:3bvB+lzKO

いかにもそれっぽい雰囲気で良かった


14:名無しNIPPER[sage]
2015/08/27(木) 15:34:17.93 ID:Me0ZbUWrO

よかった


15:名無しNIPPER[sage]
2015/08/27(木) 15:40:39.27 ID:ljOnRnaU0
乙でした
元の世界が本物かどうかとか気にしない人には実害ないな


24Res/8.35 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice