31:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:00:04.05 ID:1fs+dhBY0
だけれど、この時間軸で・・・
リョウと出会い、皆との出会いをやり直し、もう一度・・・皆との距離の取り方を考えて見ようと、そう思えた事。
そして、間もなく訪れるワルプルギスの夜を切り抜ける事ができれば、その時こそが・・・
32:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:02:27.32 ID:1fs+dhBY0
どか 「・・・ほむらちゃん、ありがとう」
ほむら 「ま、まどか・・・」
まどか 「あんな辛くて悲しい顔をするほど、私の事を大切に思ってくれていたんだね。そんな事、ぜんぜん知らないで私・・・」
33:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:04:12.41 ID:1fs+dhBY0
まどか 「約束するから。私、ほむらちゃんが悲しむような事、絶対にしないから。だから、ほむらちゃんも、お願い・・・」
ほむら 「う、えっぐ・・・ま、まどかぁ・・・」
まどか 「魔女になんかならないで。ほむらちゃんも、私を悲しませたりしないで!」
34:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:05:34.69 ID:1fs+dhBY0
柔らかなまどかの胸に顔をうずめて、声を限りに私は泣いた。
安堵と、やっと報われたという充足感と。
なにより、まどかが私の想いを受け止めてくれたことが、とても嬉しくって。
35:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:06:38.22 ID:1fs+dhBY0
・・・
・・・
まどかと別れ、私は自分の部屋の前へと戻ってきた。
36:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:11:01.26 ID:1fs+dhBY0
ほむら 「そうかも。ところで、どうしたのリョウ。どうして中で待ってなかったの?」
竜馬 「入れなかったんだよ。留守だったからな」
ほむら 「留守って・・・ゆまは?もう、とっくに帰って来てる時間じゃ・・・」
37:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:16:48.89 ID:1fs+dhBY0
ほむら 「・・・珍しい事もあるものね。あの二人にも、何かあったのかしら」
竜馬 「あったんだろうさ。きっと二人にとって、喜んでやれるような良い変化が、な」
ほむら 「だと良いわね。ううん、きっとそう」
38:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:17:53.14 ID:1fs+dhBY0
・・・
・・・
ほむら 「あれ・・・?」
39:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:22:08.08 ID:1fs+dhBY0
なぜゲッターと竜馬たちは、こちらの世界へと飛ばされてきたのか。
魔法少女の魔力がゲッターエネルギーの代替になるのは、どうしてか。
また、なぜ男性の竜馬たちに、魔法少女と同じ”資質”が与えられているのか。
40:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:23:25.62 ID:1fs+dhBY0
竜馬は右も左もわからないこの世界で、私の願いのために命がけで協力してくれている。
そして、そんな彼は、成すべき事のために、元の世界へと帰らなければならないのだ。
使命ある人の本位と反対の事を願う。それは、その人に対する裏切りに他ならない。
41:名無しNIPPER[saga]
2015/09/08(火) 17:29:24.58 ID:1fs+dhBY0
確かに、こいつは先ほどまどかを貶めようとしたキュウべぇとは、別の個体。
感情を手に入れ、キュウべぇの群れからつまはじきにされた、あの”キュウべぇ”だ。
だけれど私たちの味方についたのは、立場上そうするより外になかったからに他ならない。
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