過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
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24:名無しNIPPER[saga]
2015/09/05(土) 22:26:13.26 ID:isVQX5GDO

「個人の方が終末を迎えるに当たりまして生じます、医学的・法的諸手続きの迅速な処…… 取り扱いと、相続等に絡むトラブルの回避、まあこれは一例にすぎません。いえ、それより何より、ご本人様にとってのメリットが最も大きいと申せましょう」

「はぁ!?」

以下略



25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/05(土) 22:31:49.98 ID:isVQX5GDO

俺はまだ、自分がこの男にからかわれているという疑いを捨てきれないでいた。


「へぇぇ。じゃあありがたいことに、王様が下々の者に便宜を図ってくれてるってわけ?」
以下略



26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/05(土) 23:02:40.15 ID:isVQX5GDO


「ありがとうございます、こちらに記載のフリーダイヤルにご連絡いただければ、この私が最優先で対応いたしますので」

「うちの人事を通じてじゃ駄目なの?」
以下略



27:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/05(土) 23:19:03.25 ID:isVQX5GDO


さて。これからどうする。


以下略



28:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/05(土) 23:36:59.67 ID:isVQX5GDO


「ちょっと来てくれ」

「何の話だこれ? このクソ忙しいのに学芸会か?」
以下略



29:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/05(土) 23:48:26.12 ID:isVQX5GDO

「本当にそんなのじゃないんだ。聞いた通りに受け止めてもらうしか」

「分かってんのかお前? 俺はもうじき殺されるって話なんだぞ!」

以下略



30:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/05(土) 23:59:35.11 ID:isVQX5GDO


「いろんな手続きはこっちでやらなきゃいけないんだ。退職金にそれから弔慰金、積み立ててる年金の死亡一時金の処理…… すまん、結局カネの話ばかりになるが、そいつを片付けないといけない。申し訳ないが協力してくれ」

「……何の話してんだお前?」
以下略



31:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/06(日) 00:23:58.85 ID:JQgl42xHO

「……当事者である俺が、役員室に乗り込んでも同じだと思うか?」

「たぶんな。それにお前、通知してきた元を突き止めたとして、それからどうする?」

以下略



32:名無しNIPPER[saga]
2015/09/06(日) 23:30:35.71 ID:fVh02+XXO
>>28訂正
同輩の人事部次長は俺は右腕をつかんで→同輩の人事部次長は俺の右腕をつかんで

投下


33:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/06(日) 23:32:08.59 ID:fVh02+XXO

同輩は角形3号の封筒1枚を持って戻ってきた。
封筒から書類を出してテーブルに並べる。記入すべき書類は5枚。この5枚が、俺が勤めてきた経歴の総決算というわけだ。


以下略



34:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/06(日) 23:42:27.12 ID:fVh02+XXO

「俺だって、今朝話を聞いたばかりなんだよ。最初は部長の…… 頭がいかれたか俺がからかわれてるとしか思えなかった。でも細かいことは俺が説明しろって、にこりともせずに言うんだよな……」


そう言って、上目遣いに俺を見る。こいつの気持ちは分からないでもない。いまだに本気にするのには躊躇があるんだろう。
以下略



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