過去ログ - 新選組〜あるいは沖田総司の愛と冒険〜
1- 20
78:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/27(日) 23:58:20.09 ID:ySA/PYMKO

俺は混沌とした記憶の中から自分の生半可な知識を探った。


「『隠者』と『月』、それから『世界』。共通しているのは……」
以下略



79:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/28(月) 00:11:22.19 ID:mnWkzDnfO

「そう。では、一つお聞きするけど」


女は言葉を切り、深いため息をついて唇を噛んだ。
以下略



80:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/28(月) 00:36:23.45 ID:mnWkzDnfO

「そうハラキリ。侍が刀で自分の腹を切り裂いて自殺すること。私の理解だと、あなたの国の侍はそうやって、自分の肉体をもって魂を贖うのだそうね」

「いや、必ずしもそういう意味では」

以下略



81:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/28(月) 00:53:09.09 ID:mnWkzDnfO

確かに、女がカードを並べ始めた時から妙な雲行きになっている予感はあった。
女の膝の上にある、唐草模様入りの小洒落た婦人用小物入れから次は何がお目見えするんだろう。ハラキリ用の短刀か。それとも拳銃か。


以下略



82:名無しNIPPER[sage saga]
2015/09/28(月) 01:11:30.42 ID:mnWkzDnfO

女が、急ぎの用件を思い出したみたいにグラスに残った酒を干す。どうやらこの場には短刀も拳銃も出番はなくなったらしい。
俺は女に気づかれぬよう、安堵の息を長く吐いた。


以下略



83:名無しNIPPER[saga]
2015/10/11(日) 22:42:34.71 ID:AAcVd/keO


客室に戻ると、夜の10時を回っていた。

俺は出国前にOFFにしていたスマートフォンの電源を入れた。
以下略



84:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/11(日) 22:55:28.06 ID:AAcVd/keO

あの「美しい愛」女史にまた会った時、俺は「まだハラキリなさってないの?」と、やんわり詰られるのだろうか?
こちらの事情をご存じないとはいえ、きついジョークを言う人だ。

逆に、俺がこの国に来た本当の理由を彼女に打ち明けたらどうなるか。バカな被害妄想だと一笑に付されることはない気がする。
以下略



85:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/11(日) 23:14:32.39 ID:AAcVd/keO

籐椅子に腰かけ、テレビをつけた。

普段でもドラマなどは見ないのでニュース番組を選ぶ。

以下略



86:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/11(日) 23:20:43.26 ID:AAcVd/keO


何だこれ。

いつもの出勤時間からまだ7時間くらいしか経ってないだろ? なのにもう、あの写真がテレビ局の手に入ってるのか?
以下略



87:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/11(日) 23:23:29.98 ID:AAcVd/keO
>>86訂正

俺はソファから飛び上がった→俺は椅子から飛び上がった


88:名無しNIPPER[sage saga]
2015/10/11(日) 23:29:58.38 ID:AAcVd/keO

「もしもし。俺様でらっしゃいますか?」

「……はい」

以下略



178Res/165.04 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice