15:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 14:49:43.42 ID:wlnW7ggg0
  私なんかが、偉そうに言える立場じゃ、ないんですけど――。 
  
  
  春香ちゃんは、いつだって765プロが――皆のことが、大好きでした。 
  
16:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 14:52:34.00 ID:wlnW7ggg0
  繰り返しになるんですけど――。 
  私は、プロデューサーが言うように、いるだけで皆を安心させることは、できません。 
  
  
  でも、もしプロデューサーが私に、そういう人になってほしいと望んでいたのなら――。 
17:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 14:55:11.97 ID:wlnW7ggg0
 【2】 
  
  おっはようございまぁーすっ!! 
  
  へへっ、目が覚めましたか? 
18:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 14:57:45.70 ID:wlnW7ggg0
  何を話したら良いんだろうなぁ、ってずーっと考えてたんですけど――。 
  
  やっぱり、デートした時のことですね! 
  
  あっ、ちなみにコレって、普通に雑誌とかに載ったりします? 
19:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:00:38.72 ID:wlnW7ggg0
  あはは、いや、正直に言うと――あまり、王子様って感じはしなかったですね。 
  あの時は新人だし、しょうがないと思いますけど、ちょっと頼りない所もあったりして。 
  
  でも、いつもボク達のために一生懸命で――。 
  最初の頃は、空回りっていうか、変に頑張ってた時もあったんですけどね。 
20:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:03:15.60 ID:wlnW7ggg0
  あっ、そうだもう一つ。 
  ボクとしては、カッコ悪い話になるんですけど――。 
  
  一度、響と大ゲンカしたことがあったんです。 
  
21:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:07:19.49 ID:wlnW7ggg0
  そのマフラー、プロデューサーへのプレゼント用にこっそり編んでたものだったんです。 
  ちょっと休憩して、ふとそれを持ちながら給湯室に行こうとしてたみたいで――。 
  
  そこを、ボクが後ろから突き飛ばして、事務所の備品に引っかかって――。 
  響にケガは無かったんですけど、マフラーは台無しになってしまいました。 
22:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:10:30.71 ID:wlnW7ggg0
  響とは、目を合わせられない日が続いて――。 
  結局、上手くいかなくて、何度も作り直しては、また失敗の連続で――。 
  
  
  そうしているうちに――すごく、自分が情けなくなったんです。 
23:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:13:47.67 ID:wlnW7ggg0
  響のために編んでるんです、ってぶっきらぼうに答えました。 
  だって、本当だもん――プロデューサーのために編んでたのは響ですし。 
  
  何で、とは聞かれませんでした。 
  急いで編まなきゃいけないんです、って言うと、そうかと言いました。 
24:名無しNIPPER[saga]
2015/10/24(土) 15:16:17.26 ID:wlnW7ggg0
  そう言葉が漏れて、ハッと我に返りました。 
  何を言ってるんだボクは! 
  
  でも、プロデューサーにはバッチリ聞かれちゃってたみたいで――。 
  
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