過去ログ - 魔姫「捕まえてごらんなさい、色男」
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17: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:06:05.51 ID:OLWTbaMw0
>一方
勇者「よ、お待たせ」
18: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:06:52.86 ID:OLWTbaMw0
〜回想〜
勇者『あぁ、魔王城は広いなぁ…魔王、どこだーっ』
魔姫『そっちじゃないわ』
19: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:07:27.85 ID:OLWTbaMw0
ハンター「…………」
勇者「おのれ王子めぇ〜、魔姫さんを捕らえてどうしようってんだ〜。ハッ!! まさか王子、俺の為に……!!」
ハンター「阿呆。化物に恋する勇者があるか!!」
20: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:08:06.96 ID:OLWTbaMw0
オウム「緊急指令! 緊急指令!」バッサバッサ
勇者「わわぁ!?」
唐突なオウムの襲来に、勇者はベンチから転げ落ちそうになった。
21: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:08:35.80 ID:OLWTbaMw0
魔姫「良かったわねぇ、いい感じのひざ掛けが見つかって」
猫耳「これで寒い時期もぬくぬくだにゃ〜」
魔姫「私もいい買い物ができたし、大満足だわ〜」
22: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:09:12.38 ID:OLWTbaMw0
>森
魔姫「…で、ここで暴れようっての?」
23: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:09:52.15 ID:OLWTbaMw0
ハンター「はぁっ!」
至近距離でハンターはダガーを魔姫の首筋に振り下ろし、峰打ちでの打撃ダメージを狙う。
だが――
24: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:10:37.17 ID:OLWTbaMw0
ハンター「くぅ……」
衝撃波に吹っ飛ばされ、地面に体を強く打ったハンターは全身の痛みに悶える。
だが、魔姫が近づいてくる足音が聞こえ――痛みに耐え、立ち上がった。
25: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:11:26.45 ID:OLWTbaMw0
勇者「お前が戦う理由がただ金の為ってんなら止めねーよ。でも、憎しみを糧に命を賭けるのはやめろ。そんなんで死んだら、お前の母さん悲しむぞ」
ハンター「お前に、何がわかる…!」
勇者「お前の動機で魔物全体を敵視するなら、俺はどうなるんだよ」
26: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:11:56.64 ID:OLWTbaMw0
ハンター「……」
魔姫が飛び立っていく姿を、ハンターは追わず、ただ見ていた。
胸が締め付けられ、自分への苛立ちが抑えられない。
27: ◆WnJdwN8j0.[saga]
2015/10/29(木) 19:12:36.36 ID:OLWTbaMw0
猫耳「…ねぇ魔姫」
魔姫「なぁに?」
猫耳「さっき言ったのは、本音?」
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