過去ログ - 凛「何の音……?」卯月「何でしょうか……」
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うづりんssbot
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2015/11/03(火) 20:26:17.74 ID:Xuw8AU8u0
白い掛け布団の間から唸る卯月から携帯を取り上げた。
素早く操作して、画像を消した。
「あー……もったいない」
以下略
25
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 20:35:01.28 ID:Xuw8AU8u0
元々、私が明日の朝に来て欲しいと送っていたのもあり、
卯月は用が済んだらすぐに帰る支度をし始めた。
「急に来てごめんね」
以下略
26
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 20:39:30.95 ID:Xuw8AU8u0
「それじゃあ、お邪魔してしまって……」
「うん……」
卯月の鞄の端を掴む。
以下略
27
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 20:50:32.53 ID:Xuw8AU8u0
泊まっていきなよ。
なんて、言うこともできない。
「なんてね、ごめん。遅くならないうちに帰りなよ」
以下略
28
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 21:05:22.67 ID:Xuw8AU8u0
「何か悩み事ですか」
布団の中で、卯月が私の手を握ってくれた。
私からは握り返せない。
以下略
29
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 21:10:44.47 ID:Xuw8AU8u0
その時の私は、卯月に嫌われてしまうなんてことをまったく疑うことがなかった。
なぜか、卯月なら受け止めてくれるんじゃないかと思った。
そして、その予想は概ね正しかった。
「……キ、キス?」
以下略
30
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 21:33:00.29 ID:Xuw8AU8u0
私は、目を閉じて、今何を言ってしまったかを考え、もう後には引けないと意を決した。
「あの」
「あのねっ、凛ちゃん」
以下略
31
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 21:42:59.53 ID:Xuw8AU8u0
「いやじゃなくて……なんでかな……凛ちゃんなら、嫌じゃない」
「そうなんだ」
卯月の唇の隙間に吸い込まれるように、
以下略
32
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 21:54:42.01 ID:Xuw8AU8u0
卯月なら、受け止めてくれるって信じたかっただけで。
卯月は、私の特別なんだと私が信じたかっただけなんだよね。
「凛ちゃん、こっち向いてください」
以下略
33
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 22:11:53.22 ID:Xuw8AU8u0
そうこうしていると、部屋の二人の主が帰ってきてしまった。
買ってきたものを漁りながら、また他愛もない話に花を咲かせていた。
その間の私と卯月といえば、無言。
こんなわがままなこと、卯月に言うつもりなかったのに。
以下略
34
:
うづりんssbot
[saga]
2015/11/03(火) 22:20:37.69 ID:Xuw8AU8u0
卯月は後ろから私を抱きしめる。
「音がします」
「何の音……?」
以下略
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