過去ログ - 贖罪の物語 -見滝原に漂う業だらけ-
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412
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名無しNIPPER
[saga]
2016/08/08(月) 23:52:21.20 ID:R7HNRDEQP
さやかの魔法少女の契約によって腕が完治し、学生音楽界に復帰した上条 恭介だったが。
彼の前には息つく間もなく、新たな壁が立ちはだかった。
以下略
413
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/08(月) 23:53:55.68 ID:R7HNRDEQP
気付けば、仁美は俯きながらスカートの端を握りしめていた。
以下略
414
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/08(月) 23:56:17.15 ID:R7HNRDEQP
2人の間に、しばしの沈黙が流れた。
さやかは1つ深呼吸をしてから、静かに仁美に向き直った。
以下略
415
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/08(月) 23:59:18.50 ID:R7HNRDEQP
さやかは腕を組んで、しばし考えに耽る。
仁美は気づけば手のひらに爪が食い込むほどに、強く拳を握っていた。
以下略
416
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:01:51.03 ID:zcjM/8iqP
さやかがソウルジェムを握ると、それは左手の中指に指輪の様に収まった。
以下略
417
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:04:26.64 ID:zcjM/8iqP
仁美は押し黙っていた。
なんだか気づかない内に、自分の知る親友が、遠く離れてしまったような気がした。
以下略
418
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:06:17.15 ID:zcjM/8iqP
もしかしたら、さやかは明日にでも消えてしまうのかもしれない。
誰にもわからないまま、ドライアイスが溶けてなくなるように跡形もなく。
以下略
419
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:09:52.48 ID:zcjM/8iqP
仁美はさやかに何かを言いたかった。
お礼でも別れでもなく、ただただ何か言葉を送りたかった。
以下略
420
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:12:01.88 ID:zcjM/8iqP
――見滝原中学卒業式前日。
風見野の佐倉聖学院にて。
以下略
421
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:13:44.40 ID:zcjM/8iqP
佐倉聖学院は某公益財団法人に吸収され、
その事業の一端を移譲されるような形で機能していた。
以下略
422
:
名無しNIPPER
[saga]
2016/08/09(火) 00:15:33.33 ID:zcjM/8iqP
杏子はそわそわと目を泳がせながら。
机に座り、ジュースのペットボトルを開ける。
以下略
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