20:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 19:55:24.55 ID:6LZx9kqto
― = ― ≡ ― = ―
「どうですかP殿! あやめ、浴衣変化の術です!」
「Cuuuuute!!」
21:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:15:00.53 ID:6LZx9kqto
「藍子ちゃん。プロデューサーさんも。他の所回ってみたら?」
「え? でも夕美さんは」
22:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 20:54:28.61 ID:6LZx9kqto
「カメラ」
チョコバナナを頬張っていると、プロデューサーさんが唐突にそう言いました。
続きを促すように表情を伺うと、私の手首に目を向けています。
23:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:07:16.14 ID:6LZx9kqto
プロデューサーが驚いたように目を丸くしました。
いつもの落ち着いた表情以外に、初めて見る顔でした。
「俺も?」
24:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:15:57.49 ID:6LZx9kqto
― = ― ≡ ― = ―
「現像したてのこれ見た時、二人で大笑いしたっけ」
「はい。ふふっ、今見ても笑えますよね」
25:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:23:34.58 ID:6LZx9kqto
額面通りに受け取れば褒め言葉です。
けれど私はどうしても疑いを捨てる事が出来なくて。
「スレンダーだし」
26:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:32:30.92 ID:6LZx9kqto
自分のつむじを撫でてPさんが溜息をつきます。
持たざる者の悲哀は、時にどうしようもない無力さを感じさせるものです。
「むしろ昔はかなりデカい方だったんだよ俺」
27:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:43:30.94 ID:6LZx9kqto
「……ピンボケ?」
そこに写っているのは美味しそうなチーズケーキ。
でも、ピントが合っているのはその奥。
28:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 21:51:44.18 ID:6LZx9kqto
― = ― ≡ ― = ―
「電池、残ってるかなぁ」
ずっとずっと欲しかったカメラ。
29:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 22:01:39.02 ID:6LZx9kqto
「……よーし」
あなたに決めました。
そうと決まれば最高に美味しそうに撮って差し上げましょう。
30:名無しNIPPER[saga]
2015/11/04(水) 22:07:49.34 ID:6LZx9kqto
「あ……ご、ごめんなさいっ」
「いや気にしてないよだいじょう」
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