45:名無しNIPPER[saga]
2015/11/14(土) 12:40:29.11 ID:0oXNO4iLo
「……ごはん、つくろっか。お腹すいたでしょ」
そう言って笑った静奈姉は、ソファから起き上がった。
46:名無しNIPPER[saga]
2015/11/14(土) 12:40:59.05 ID:0oXNO4iLo
そのままキッチンに向かって、静奈姉はひとりで料理をはじめてしまった。
俺はとりあえず着替えることにした。
一応2DKで、俺用の部屋も用意してもらえた。もともとは物置として使っていたらしい。
47:名無しNIPPER[saga]
2015/11/14(土) 12:41:25.60 ID:0oXNO4iLo
「……学校、どう?」
ときどき、沈黙を嫌うみたいに、静奈姉は俺にそういう質問をぶつけてくる。
気まぐれなのかもしれないし、ずっと話しかけるタイミングを窺っていたのかもしれない。
48:名無しNIPPER[saga]
2015/11/14(土) 12:42:06.72 ID:0oXNO4iLo
「行ってくればいいじゃん」とすぐさま言ってから、ちょっと偉そうだったかな、と反省する。
「俺に気使うことないよ」
49:名無しNIPPER[saga]
2015/11/14(土) 12:42:39.97 ID:0oXNO4iLo
つづく
50:名無しNIPPER[sage]
2015/11/14(土) 13:11:27.72 ID:WyyfXCaBO
まーたSSじゃないタイプの小説かよ……
期待してるぞ
51:名無しNIPPER[sage]
2015/11/14(土) 19:09:08.31 ID:RGOoCqTWo
いいね
52:名無しNIPPER[sage]
2015/11/15(日) 00:23:44.18 ID:BJE5SVD3o
屋上さん期待
53:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:07:29.17 ID:ZQjZY+y8o
◇
「時間は取り戻せません」と、去年の入学式の後、教卓に立っていた当時の担任は言った。
54:名無しNIPPER[saga]
2015/11/15(日) 19:07:55.36 ID:ZQjZY+y8o
◇
そして、そんな取り戻すことのできない貴重な高二の初夏の土曜に、
俺は友人の家で怠惰にゲームにふけっていた。
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