17:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:42:41.18 ID:/ylhE4Sso
*
「ここがあかりちゃん家!」
18:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:43:36.09 ID:/ylhE4Sso
リビングに向かった櫻子と別れ、私は音を立てずに階段を上った。
そして……「おねえちゃんのへや」と書かれた扉にそっと手を伸ばし、ゆっくり二回、ノックをした。
19:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:44:08.43 ID:/ylhE4Sso
「あなたが何を考えてるのか……私たちにはわかりません。吉川先輩もわかっていません」
「!」
20:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:45:09.18 ID:/ylhE4Sso
私は強い何かに思い当たり……今度は立ち上がってクローゼットを開ける。
「な、何をするの!!」
21:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:45:44.58 ID:/ylhE4Sso
「帰って……」
「……嫌です。説明してください」
22:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:46:30.81 ID:/ylhE4Sso
階下から、階段を駆け上がってくる音がした。
私はあわてて部屋の外に出る。
23:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:47:11.24 ID:/ylhE4Sso
そのまま自分の家まで早歩きで帰った。同じように赤座家を出てきた櫻子が、途中で私に追いついた。
「ねえなんなの!? いったい何があったの!?」
24:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:47:55.97 ID:/ylhE4Sso
*
自分の家に帰り、今日も私は早い時間からベッドに突っ伏す。
25:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:48:26.73 ID:/ylhE4Sso
その時、彼女からメールの返信が届いた。すぐに彼女のことを考える。過去の女の人のことを考えながら、この子にメールを送りたくはない。
必死に赤座先輩のことを忘れようとしながら、彼女への文面を考える……
26:名無しNIPPER[sage saga]
2015/11/17(火) 00:48:59.76 ID:/ylhE4Sso
「あの……さ、この前週末に……私たちが出くわした人、覚えてる?」
『ああ、あの人』
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