479: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/25(月) 23:26:08.94 ID:FN+t7kdx0
  
   「本条大尉……!」 
  
  
   「貴様……こんなところに」   
480: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/25(月) 23:27:25.34 ID:FN+t7kdx0
  
   「頭に血が上りやすいきらいがあるが、あれで場数を踏んでいる」  
   
   「仮に動きがあったとしても無線で十分に対処可能だ」 
  
481: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/25(月) 23:29:57.59 ID:FN+t7kdx0
  
   「君嶋特務少尉……」 
  
  
  声を掛けるべきかと迷っていると、不意に名前を呼ばれる 
482: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/25(月) 23:33:33.20 ID:FN+t7kdx0
  
   「私の初任務は入隊直後の彼女たちの教育」 
  
   「お互いに右も左も分からない未熟者同士で……」 
  
483: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/04/25(月) 23:41:20.78 ID:FN+t7kdx0
  
  あまりに自虐的な物言いをする本条をどう扱っていいか分からずに、言葉を失う 
  
  いつもの大尉が仮面をかぶった姿だったとしても、自分にはそれを剝いだ彼をどうして良いか分からない 
  
484:名無しNIPPER[sage]
2016/04/26(火) 15:50:01.38 ID:cJQmmauj0
 色んな人の生き様が、雪の様に積もってゆくな 
485:名無しNIPPER[sage]
2016/04/28(木) 14:59:08.98 ID:bVGy5Zlo0
 春には溶けて心の水になると? 
486:名無しNIPPER[sage]
2016/04/29(金) 19:33:30.97 ID:5YLCg2c00
 向かう先に、どのような戦いが待ち受けるのか…… 
487: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/01(日) 23:52:01.17 ID:amZw1Cmy0
  
  出港してから1時間、時刻は4時を回ったところであった 
  
  最後に無線標識が検知された地点を中心に捜索を続けているが、めぼしい成果はあげられていない 
  
488: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/01(日) 23:54:41.19 ID:amZw1Cmy0
  
   「君嶋だ」 
  
  
  すぐさま受令機のボタンを押して応答する 
489: ◆pOKsi7gf8c[saga]
2016/05/02(月) 00:01:27.54 ID:w0GFhXIn0
  
  簡潔な返答であったが、押し殺したような声から大久保の興奮が伝わってくる 
  
  それに釣られてこちらの胸も高鳴る 
  
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