17: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:01:28.79 ID:wnhe3YVQ0
あの机のことはよく覚えている。
かつて金剛がMVPをとったご褒美として、俺との外出をねだったことがある。
その時、一緒にある家具店に立ち寄り、熱心にその机を金剛が眺めるという一幕があった。
俺が「その机、欲しいのか?」と金剛に尋ねると。
18: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:02:34.15 ID:wnhe3YVQ0
提督「それは別にかまわんが」
俺は比叡の申し出にそう答えていた。
提督という職は、何とも因果なものである。
19: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:09:37.17 ID:wnhe3YVQ0
>>18の前にこれが入ります。
その後も金剛は、あの机を大切に扱っていた。
金剛は毎日日記を付けることを習慣としていたが、その日記が書き終わると鍵のついた一番上の引き出しに日記帳をしまう。
20: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:10:43.98 ID:wnhe3YVQ0
提督「それは別にかまわんが」
俺は比叡の申し出にそう答えていた。
提督という職は、何とも因果なものである。
21: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:11:26.19 ID:wnhe3YVQ0
そんなことがあった翌日のことである。
俺がいつものように執務室にいると、大淀が執務室に駆け込んできた。
大淀「提督、榛名さんたちを知りませんか? 出撃の時間になっても、居なくって……」
22: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:12:07.25 ID:wnhe3YVQ0
金剛の部屋は、雑然としていた。
本棚から出されたと思しき書籍が床に放り出されている。
その一部は紐で縛られまとめられていた。
片付けの途中であったか。
しかし、そこに榛名の姿も、霧島の姿もなかった。比叡もいない。
23: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/01(金) 22:13:56.50 ID:wnhe3YVQ0
>>18を飛ばして読むとすっきりするようになってますので、飛ばして読んでください。
24:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/02(土) 02:32:22.12 ID:FuAVf1kn0
乙です
25:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage]
2016/01/02(土) 14:46:31.76 ID:F6rvcOIro
乙
26: ◆c4DUj3OH/.[sage]
2016/01/24(日) 13:49:13.55 ID:RkhE/jCSO
提督「ゴーヤ。お前を呼んだのは他でもない」
58「なんでちか? オリョクル? キスクル? それともカレクル?」
提督「いや、そんなことではない」
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