過去ログ - 【デレマス】アイ・キャン・フライ【スカイライダー】
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61: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/11(木) 00:21:33.04 ID:FeeqSdjs0
「大・回・転!」

「アブンガァァ!」

空中回転の激しさを増すスカイライダー、蹴り足にスカイドリルと同じ錐揉み回転を掛ける守谷。
以下略



62: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/11(木) 00:22:37.88 ID:FeeqSdjs0
スカイライダーが先に着地したその時にも、守谷はまだ宙を舞っている。
空中で受け身を取って復帰しようとしているが、今この瞬間は明確な隙に他ならない。

(今だ!)

以下略



63: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/11(木) 00:24:50.37 ID:FeeqSdjs0
重力に抗えず、海面へ落ちて行った光景がフラッシュバックする。
大気圏突入の高熱すら蘇る錯覚を感じた。
重力低減装置という英知を殺された記憶は忘れられるものではない。

思わず、右手の力が抜ける。
以下略



64: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/11(木) 00:25:16.47 ID:FeeqSdjs0
やがて煙が晴れる。
横たわる守谷の傍らに立つスカイライダー。
そして―


以下略



65: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/13(土) 14:42:38.61 ID:1df4D+9R0
<R------→I>

1台のバンが、荒野を抜けてヘリコプターの発着場を目指していた。
朝6時という早い時間だったため移動に余裕はあるが、寄り道にも限度はある。
ことが済んだならば本来の目的地に向かうのは当然と言えた。
以下略



66: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/13(土) 14:43:47.42 ID:1df4D+9R0
「必然ですよ。貴方の発した叱咤があればこそ、彼も技を寸前で止めることができた」

「それだけではなかろう。幸子君のおかげでもある」

「ボクを目の前に不幸な真似させませんからね!止めに入って正解です!
以下略



67: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/13(土) 14:45:34.86 ID:1df4D+9R0
かつてネオショッカーにいた頃、守谷はアブンガーと共に1年間スカイライダーの戦いを観察していた。
それは表向き「打倒スカイライダー」のためのものであったが、実際は違った。
守谷達は、仇敵であるはずのスカイライダーにこそ、人類が生きる希望を見出したのである。

しかし、スカイライダーにも弱点はある。希望たる彼が負けてしまってはどうにもならない。
以下略



68: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/13(土) 14:47:04.04 ID:1df4D+9R0
「決闘に至る、と。最後の最後でなんとも危ない橋を渡るものだ。
 そもそも、あのスゴイ投げ技もらうまで耐え切れる保証からしてないでしょうに…冗談抜きで命を賭けた勝負だった」

「対価が命でもそれで彼が救われたのなら、私がどうこう言うことなどなかったさ。谷氏は怒ったろうがね。
 まぁ、正直言えば最後に決闘という形を取ったのは、アブンガーと研究した技の数々を披露したかったのもある。
以下略



69: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/13(土) 22:52:36.74 ID:1df4D+9R0
<R←------I>

スカイターボからスズキ・ハスラーへと姿を戻した愛車を飛ばし、筑波洋は飛行場に到着していた。
そして先んじてジャンプスーツに着替えつつ、段取りを改めて確認する。
たとえ輿水幸子の空撮自体が成功しても、着地点を間違えれば後が面倒なことになる。
以下略



70: ◆oZuontUvSM[sage saga]
2016/02/13(土) 22:53:42.74 ID:1df4D+9R0
一通りの確認が終わった頃、見慣れたバンが飛行場に入ってきた。
後部座席から降ろされた守谷が救護スペースに搬送されるのを見送っていると、
着替えを終えた輿水幸子とプロデューサーがやってきた。
洋とプロデューサーはフライステーションでも着たジャンプスーツだが、幸子だけは違う。
もっとも、スタッフジャンパーを上から羽織っているために全容はわからないのだが。
以下略



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