過去ログ - モバP「五十嵐響子とユー・エフ・オー」
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10:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:45:19.67 ID:ebPNkpC50

「逃げたんですか?」

「誰から」

以下略



11:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:46:09.72 ID:ebPNkpC50

「響子は」煙を全て追い出す。

「響子は、それでも逃しちゃくれなかっただろう」

以下略



12:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:47:00.93 ID:ebPNkpC50

 それに、と響子は続ける。「私きっと、アイドルに向いてなかった」

 あれほどの活躍を見せた元アイドルから、そんな言葉が聞こえるとは思わなかった。

以下略



13:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:48:01.13 ID:ebPNkpC50

「あなたを追って良かった。あの時より、ずっと近くにいられるから」

「目の前に居るのは、自分から逃げた男なんだぞ」

以下略



14:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:48:30.92 ID:ebPNkpC50

「どこでそんな技術知ったんだよ」

「私はプロデューサーさんしか知らないですよ」

以下略



15:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:49:03.78 ID:ebPNkpC50

「煙草、私にも一本ください」

「体に悪いんじゃなかったのかよ」

以下略



16:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:49:47.70 ID:ebPNkpC50

 ライターを取り出せば、彼女は首を横に振る。

 形の良い唇にフィルターを咥えて、キスをせがむように顔を寄せてきた。

以下略



17:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:50:37.09 ID:ebPNkpC50

 もうふにゃふにゃになったフィルターを咥えたまま、空を眺める。

 人工衛星はまだ頭上にふらついていて、眩しかった訳でもないのに目が細くなる。

以下略



18:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:51:52.47 ID:ebPNkpC50

 彼女の白い指には黒い煙草が挟まれている。
 頭上の光と何処と無く似ていて、また目が細くなる。

 何か神々しさとか、大事なものを感じたのだろうか。
以下略



19:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[saga]
2016/01/12(火) 10:53:07.44 ID:ebPNkpC50




お わ り
以下略



20:以下、2015年にかわりまして2016年がお送りします[sage saga]
2016/01/12(火) 10:57:11.86 ID:ebPNkpC50

響子の唇っていうUFOにキャトルミューティレーションされてぇ

今回の元ネタは吉田ヨウヘイgroupの「ユー・エフ・オー」でした→ https://youtu.be/sXr0jiIUr6g

以下略



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