過去ログ - 和「あの夏の名残」
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13:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:43:36.69 ID:dk78gRdd0
数秒、見つめ合う。

衝動のままに飛び出して来たものの、何を言うかなど考えていなかった。

ただ和の裡にあった咲への想いが溢れ、全身を満たし、動かした。
以下略



14:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:46:06.98 ID:dk78gRdd0
そう言われて、ここが大通りに面した駐車場だという事を思い出した。

だがそんなことに頓着している場合ではない程に和は熱に駆られていた。

とても待てない。
以下略



15:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:48:40.27 ID:dk78gRdd0
これほどの想いが受け入れられないと分かれば、自分の心臓は止まってしまうかもしれない。

咲に生殺与奪の権を握られた和は、彼女がどこに車を走らせているかも聞けずに黙って息苦しさに耐えていた。

咲「寒い?」
以下略



16:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:54:43.87 ID:dk78gRdd0

*****

咲「着いたよ」

以下略



17:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 22:58:10.19 ID:dk78gRdd0
降りようかと咲がドアを開ける。

和も外に出た。渇いた風が頬をくすぐる。

飛行機の音が遠くなったり近くなったりするのを聞きながら、和は彼女の名を呼んだ。
以下略



18:名無しNIPPER[saga]
2016/01/20(水) 23:00:37.21 ID:dk78gRdd0
あなたも私が好きだと、臆病な私が正面からあなたを見るのを待っていたと。

そう言ってください。

ぽろりと一粒だけ零れた瞳をそのままに、咲は微かに笑った。
以下略



19:名無しNIPPER[sage]
2016/01/20(水) 23:05:01.13 ID:9f6F01ziO

しっとりとした咲和で良かった


20:名無しNIPPER[sage]
2016/01/20(水) 23:15:07.49 ID:NaLRTMiA0

この二人は高校卒業してから付き合い出すイメージある


21:名無しNIPPER[sage]
2016/01/20(水) 23:24:29.98 ID:SNkClX6rO
乙です


22:名無しNIPPER[sage]
2016/01/20(水) 23:49:30.19 ID:KHwDgdUwO
よい


23:名無しNIPPER[sage]
2016/01/21(木) 00:39:27.78 ID:Nk0PvgC/0
やはり和こそが正妻ですね。


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