8:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:27:52.64 ID:lTYqn5zV0
「そう。じゃあ」
彼女がさっきの僕と同じように、石を弾き、覆う。
「Black or white?」
彼女が何故か英語で訊ねる。
自分の知らないルールを聞かされたから自分も何か通ぶりたかったのかもしれない。
9:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:28:29.90 ID:lTYqn5zV0
「……………はぁ?」
彼女は露骨に首をかしげた。
「君のパンツと同じ色。だ。宣言は済んだ。石を見せてくれよ」
彼女がゆっくりと覆っている上の手を外す。
石は白の面を上にしていた。
10:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:29:10.12 ID:lTYqn5zV0
「もしかしたら君が嘘を吐いて、自分を先攻にしようと思っているかもしれないじゃないか。そんなイカサマは認められないね」
「どうでもいいじゃないそんなの!」
「どうでもいい?僕達は『なんでも』を賭けているんだよ!?それを……」
「じゃあ私が後攻でいいから!」
「いいや。後攻が有利という説もあるんだ。それも認められない」
11:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:30:16.29 ID:lTYqn5zV0
「なぁんてね。君をからかいたかっただけだよ。さぁ早くプリントの続きを進めてよ」
「……解ったわ」
うつむいたままの彼女から了承の声が聞こえる。
が、しかし彼女が手に取ったのはプリントではなく、彼女のスカートの端だった。
「…………えっと、何をするつもりだい?」
12:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:30:51.17 ID:lTYqn5zV0
「……解った。解ったからそのスカートを降ろしてくれ」
しかし彼女の反撃(?)は終わらない
「嫌よ」
「…………………え」
「一度見られたら後は何回何秒見られたところで同じよ」
13:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:31:31.48 ID:lTYqn5zV0
「さぁ、あなたの番よ」
「くっ………!」
僕が指す。
彼女が指す。
「私のパンツの色の方が今の所は多いわね」
14:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:32:07.45 ID:lTYqn5zV0
「はぁ………降参だよ。僕の負け」
彼女は僕の敗北宣言を聞くなりすぐさまスカートを降ろした。
「ふふん!ほれ見たことか!」
勝ち誇るも彼女の息は荒い。やっぱり相当恥ずかしかったんだろうなぁ。
「さぁ、何を命令しましょうか」
15:名無しNIPPER[sage]
2016/02/12(金) 22:32:18.18 ID:LDaaqlvLO
改行した方が見易いで?
16:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:33:13.54 ID:lTYqn5zV0
以上になります。
読んでくださった方。
ありがとうございました。
17:名無しNIPPER
2016/02/12(金) 22:35:03.38 ID:lTYqn5zV0
>>15
ご指摘ありがとうございます。
読みやすいSSを心がけます。
18:名無しNIPPER[sage]
2016/02/12(金) 22:36:08.93 ID:K40GeOyIo
おもしろかった
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