1:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 19:22:43.41 ID:VaTknh2Io
どれくらいの間、こうしていたんでしょう。
いい加減に背中もちょっと痛くなってきました。
でも、まだ起き上がる気にはなれなくって。
「んー……っ」
凝り固まった身体をほぐすように、片脚を垂直に伸ばします。
トレーニングルームの照明はちょっとだけ強めで、ちょっとだけ眩しくて。
その眩しさを遮るように、伸ばした右足を目と照明の間に重ねました。
「……」
私の爪先を包むのは、随分とくたびれてしまったトレーニングシューズ。
SSWiki : ss.vip2ch.com
2:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 19:23:17.12 ID:VaTknh2Io
「――私、どうしてアイドルになりたかったんだっけ……」
3:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 19:23:55.80 ID:VaTknh2Io
普通の女の子こと島村卯月ちゃんのSSです
i.imgur.com
4:名無しNIPPER[sage]
2016/02/27(土) 19:31:44.43 ID:Z1KsAApjO
超期待
5:名無しNIPPER[sage]
2016/02/27(土) 19:32:05.62 ID:sN+bO+JAO
m.youtube.com
てす
6:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 20:16:10.87 ID:VaTknh2Io
「――お。やっぱここだった」
「うひゃいっ!?」
7:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 20:22:36.21 ID:VaTknh2Io
「や……やったぁっ!!」
「安部さんの踏ん張りに抜かれちゃったけど、うん、凄いよ卯月」
8:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 20:53:00.53 ID:VaTknh2Io
― = ― ≡ ― = ―
□にゅーじぇねれーしょん!□ (グループ:3名)
9:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 21:32:10.83 ID:VaTknh2Io
「未央ちゃんも凛ちゃんも、改めてお祝いしてあげてね」
プロデューサーさんの言葉に思わず笑ってしまいました。
10:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 21:50:38.49 ID:VaTknh2Io
「プロデューサーって凄いんですね」
「凄いよ。魔法だって使えるし」
11:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:14:11.03 ID:VaTknh2Io
― = ― ≡ ― = ―
「あら……お疲れ様でしたぁ、卯月さん」
「お疲れ様、まゆちゃん♪」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:21:56.86 ID:VaTknh2Io
まゆちゃんが何を言っているのか、よく分かりませんでした。
慌てたような様子で指差されて、首を傾げながら目元を確かめます。
拭った指はしっとりと濡れて。
13:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:58:28.94 ID:VaTknh2Io
「あの、あのっ」
とりあえず、何でみんな私のお腹を痛めたがるんでしょう。
それが一番普通の原因だからでしょうか。
14:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 23:42:15.04 ID:VaTknh2Io
「あ、卯月。この後ちょっと話いい?」
「はい、大丈夫です!」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 00:13:55.44 ID:VZ/gYEMpo
― = ― ≡ ― = ―
「……それで、話って何でしょう?」
「ん? ……ああ、そっか、それで呼んだんだった」
16:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 00:54:10.96 ID:VZ/gYEMpo
「……」
私は今、何を言おうとしたんでしょう。
きっと何か言いたいことがあって、一瞬浮かんできたのにすぐ沈んでしまったんだと思います。
17:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 11:40:15.06 ID:VZ/gYEMpo
「普通はさ」
18:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 12:35:28.40 ID:VZ/gYEMpo
気持ちの良い春の晴れた日だった。
事務所の社長だと名乗る怪しげな男に肩を叩かれた。
行ってみたら行ってみたでいきなり合格採用を告げられた。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 13:13:26.05 ID:VZ/gYEMpo
「卯月」
「はい」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 13:35:28.56 ID:VZ/gYEMpo
― = ― ≡ ― = ―
家に近付くにつれて、何だか良い匂いがしてきました。
どこか馴染みのあるような、どこか懐かしいような。
玄関を開けると、それはいっそう強くなって。
21:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 13:52:17.23 ID:VZ/gYEMpo
そんな風にお喋りしている間に出来上がったのは、とっても美味しそうな三段重ねのホットケーキ。
手を合わせて、頂きます。
「はむっ……」
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