11:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:14:11.03 ID:VaTknh2Io
― = ― ≡ ― = ―
「あら……お疲れ様でしたぁ、卯月さん」
「お疲れ様、まゆちゃん♪」
12:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:21:56.86 ID:VaTknh2Io
まゆちゃんが何を言っているのか、よく分かりませんでした。
慌てたような様子で指差されて、首を傾げながら目元を確かめます。
拭った指はしっとりと濡れて。
13:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 22:58:28.94 ID:VaTknh2Io
「あの、あのっ」
とりあえず、何でみんな私のお腹を痛めたがるんでしょう。
それが一番普通の原因だからでしょうか。
14:名無しNIPPER[saga]
2016/02/27(土) 23:42:15.04 ID:VaTknh2Io
「あ、卯月。この後ちょっと話いい?」
「はい、大丈夫です!」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 00:13:55.44 ID:VZ/gYEMpo
― = ― ≡ ― = ―
「……それで、話って何でしょう?」
「ん? ……ああ、そっか、それで呼んだんだった」
16:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 00:54:10.96 ID:VZ/gYEMpo
「……」
私は今、何を言おうとしたんでしょう。
きっと何か言いたいことがあって、一瞬浮かんできたのにすぐ沈んでしまったんだと思います。
17:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 11:40:15.06 ID:VZ/gYEMpo
「普通はさ」
18:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 12:35:28.40 ID:VZ/gYEMpo
気持ちの良い春の晴れた日だった。
事務所の社長だと名乗る怪しげな男に肩を叩かれた。
行ってみたら行ってみたでいきなり合格採用を告げられた。
19:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 13:13:26.05 ID:VZ/gYEMpo
「卯月」
「はい」
20:名無しNIPPER[saga]
2016/02/28(日) 13:35:28.56 ID:VZ/gYEMpo
― = ― ≡ ― = ―
家に近付くにつれて、何だか良い匂いがしてきました。
どこか馴染みのあるような、どこか懐かしいような。
玄関を開けると、それはいっそう強くなって。
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