過去ログ - 【シュタゲSS】フェイリス「……パパ?」
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1: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 21:58:17.25 ID:nkDZr6hS0
2011年夏、シュタインズゲート世界線、フェイリスとオカリンの二つの目線で進みます。
哀心迷図のバベルのネタバレあり。特に漫画版を読んでる人にはより楽しんでいただけるかと。
もちろん、知らなくても楽しんでいただけるよう頑張ります。

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2: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 22:01:15.24 ID:nkDZr6hS0
――Faris Side


今、何処からか、パパの声が聞こえた気がした。
深夜2時にふと目を覚ました私が、トイレに行こうとリビングを通ったときに。
以下略



3: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 22:14:14.41 ID:nkDZr6hS0
――Okabe SIDE


ダル「ふっ、残念だな、まゆ氏。僕はそんな手には乗らない!」

以下略



4: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 22:31:34.23 ID:nkDZr6hS0
まゆり「あー、負けちゃったのです」

ダル「よっしゃああああああ。じゃあさっそく、フェイリスたん、勝負だ!」

フェイリス「ダルニャン、やる気満々だニャン! フェイリスは嬉しいのニャー」
以下略



5: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 22:53:40.06 ID:nkDZr6hS0
フェイリス「ダルニャンどうしたのニャ? ダルニャンの力はその程度なのかニャ?」

ダル「くおおおお、まだ負けん、まだ負けんぞおおおおお! どうしてもフェイリスたんの手料理が食べたいんだあああああ」

岡部「まったく、うるさいぞダル。そもそも、そこにいるのはフェイリスではなく、秋葉留未穂だぞ」
以下略



6: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 23:01:43.27 ID:nkDZr6hS0



そう言いながら、俺はα世界線でのことを思い出していた。
耳栓――。その言葉には、強い思い出があった。
以下略



7: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 23:23:57.55 ID:nkDZr6hS0
そう思いながらフェイリスの方をみた俺だったが、そこで少し違和感を覚えた。
フェイリスの様子が、少しおかしかったのだ。

フェイリス「みみ……せん……?」

以下略



8: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 23:28:49.35 ID:nkDZr6hS0


岡部「ふむ、そうか。では我々は、退散する準備をしておこう」

まゆり「えへへー、フェリスちゃんのお家はとっても楽しいねー。また来たいのです」
以下略



9: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 23:38:09.94 ID:nkDZr6hS0

フェイリス「本当にゴメンなのニャー。また遊びに来てほしいニャ!」

岡部「気にすることはない。当然だ。また遊びに来る。次に会う時は、俺の偉大さに畏怖を覚えるがいい」

以下略



10: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 23:51:22.55 ID:nkDZr6hS0
まゆり「なんか今日のフェリスちゃん、変だったねー」

ダル「うん。なんか突然雰囲気が変わった感じがあったお」

帰り道、二人がそんな会話を始めた。
以下略



11: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/21(月) 23:58:28.94 ID:nkDZr6hS0
もしフェイリスに、α世界線の記憶が戻りつつあるなら、それはとても大変なことだ。
確かに、α世界線においてフェイリスは、10年前に亡くなったはずのパパさんと話をすることで、愛されていたのだという実感を得ることができた。

フェイリスも、Dメールを取り消すメールを送るとき、この世界線の記憶を失くしてしまうことは悲しい、と言っていた。
だから、その記憶を思い出すことは、一見悪いことではないように思える。
以下略



12: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 00:12:36.64 ID:RNBx/5Vb0
紅莉栖「遅い。ラボで一人私を待たせて何してたんだ」

午後二時ごろ、フェイリス宅を後にした俺たちはラボへ帰ってきた……のだが、そこには何故か仏頂面の助手がいた。
ムスーッと顔をしかめ、俺を睨みつけている。そのくせまゆりには甘い声で返事するのだからたちが悪い。

以下略



13: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 00:23:53.52 ID:RNBx/5Vb0
岡部「だ、大体貴様はいったいいつまで日本にいるのだ! 実験大好きっ娘が研究をおざなりにしていいのかあ?」

紅莉栖「だから、学会の用事で来たって言ってんでしょ!? 大体何よそれ……早く帰れって言うの?」

紅莉栖の口調が、一転厳しくなる。分かっていただろ、岡部倫太郎。
以下略



14: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 00:28:14.42 ID:RNBx/5Vb0

まゆり「もう、オカリン? ちゃんと素直に言わなきゃだめだよ?」

ダル「まあ、この二人の夫婦喧嘩はいつものことですしおすし。どうせすぐ仲直りするっしょ」

以下略



15: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 00:42:03.84 ID:RNBx/5Vb0
――Faris Side


みんなが帰ってから数分してから、私は特に用もなく家を出た。
用事を思い出したというのは嘘だ。本当は、一人になりたかった。
以下略



16: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 00:55:17.46 ID:RNBx/5Vb0


――Okabe Side


以下略



17: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 01:08:18.17 ID:RNBx/5Vb0


岡部「フェイリス……先ほどから様子がおかしいが、どうかしたのか?」

すると、フェイリスは数秒間じっと黙ったまま、俯いた。
以下略



18: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 01:22:27.65 ID:RNBx/5Vb0

岡部「ふむ、まあ人並みにはな」

フェイリス「じゃあ、明日一緒にライブに行くニャ! 駄目かニャ?」

以下略



19: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 01:33:12.06 ID:RNBx/5Vb0
――Faris Side



凶真が「どうかしたのか」と尋ねた時、私はすべて言ってしまいたかった。
以下略



20: ◆3go5SqN4Y.[saga]
2016/03/22(火) 01:42:56.43 ID:RNBx/5Vb0



凶真がファンタズムへの興味を示した時、私は少し元気が出た。
ほんの少しの間、たくさんの不思議で、悲しい感覚を忘れていた。
以下略



21:名無しNIPPER[sage]
2016/03/22(火) 04:26:00.91 ID:oSIMh43bo
おつ
期待してる


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