過去ログ - 響「貴音!?」たかね「めんような!」その2
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1: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:41:07.18 ID:p1xr7Yhy0





本スレッドは、以下のスレッドの続編です。




響「貴音!?」たかね「めんような!」
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2: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:41:52.79 ID:p1xr7Yhy0





以下略



3: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:43:26.44 ID:p1xr7Yhy0





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4: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:44:11.27 ID:p1xr7Yhy0





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5: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:46:06.13 ID:p1xr7Yhy0

  響「きょうもよく冷えてるよね。こないだの夜と、おんなじくらいかな」

 使者「そう、ですね。気温はさほど変わりないようです」

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6: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:46:43.74 ID:p1xr7Yhy0

  響「どうせ、自分がみんな相手にパニックになってたこととかも知ってるんだよね」

 使者「その通りです。貴女と別れた後も、監視は続けておりましたので」

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7: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:47:23.54 ID:p1xr7Yhy0

  響「それに記憶だけじゃなくて、写ってる映像とか、着てた服なんかも。そういうのまで、ぜーんぶ」

 使者「仰るとおりです。姫君の痕跡を残すわけには参りませんでしたゆえ」

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8: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:47:54.89 ID:p1xr7Yhy0

 使者「納得、でございますか」

  響「じゃあどうなったら納得いくの? って聞かれたら、自分もよくわかんないけどさ」

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9: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:48:28.73 ID:p1xr7Yhy0

  響「えっと…… いや、でも、それは単に、貴音と自分の間の秘密みたいになってたっていうか……」

 使者「わかりやすく申しますと、ここには一種の結界のようなものがあるのです」

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10: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:49:03.15 ID:p1xr7Yhy0

  響「よくわかんないけど、なにか自分に教えてくれることがあるんなら、もちろん――」


 使者「『かぐや姫』なる物語はご存知ですか?」
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11: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:49:33.91 ID:p1xr7Yhy0

 使者「ただ…… 筋書の根本的なところが、事実と食い違っておりまして」

  響「根本的なところ?」

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12: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:50:21.90 ID:p1xr7Yhy0

 使者「………… ところで、昨年のことですが、相当の規模の日蝕――」

  響「はっ? 去年の…… ……日食?」

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13: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:51:21.65 ID:p1xr7Yhy0

  響「ひとりで勝手に納得するのやめてよ。だいたいあんた、自分に伝えることがあったんじゃないの?」

 使者「かぐや姫にせよ、今回の姫君にせよ、なぜ幼子の姿に戻る必要があったのだと思われますか?」

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14: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:52:16.62 ID:p1xr7Yhy0

  響「そらごと…… っていうと、つまり、ウソ、ってことだよね?」

 使者「……」

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15: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:53:30.01 ID:p1xr7Yhy0





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16: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:54:08.04 ID:p1xr7Yhy0

  響「えっと、そしたら、その、施術…… が、なにかトラブルでも起こしたってこと?」

 使者「そうです。細かな原因等は未だ不明ですが、姫君のお姿が幼児に変わられたのはそれが理由です」

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17: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:54:36.22 ID:p1xr7Yhy0

 使者「姫君の施術にも、我々が姫君の状況を把握するのにも、必要不可欠なものがございます」

  響「月食に影響されそうなもの、っていうと…… つまりそれ、月の光、ってことかな」

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18: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:55:13.55 ID:p1xr7Yhy0

 使者「…… そんな貴女ですから、姫君が本当は幼子である、という嘘を吐けば」

  響「だいたいお人よしっていうけど、友達が困ってるの助けるなんて当たり前で…… え?」

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19: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:56:19.40 ID:p1xr7Yhy0

  響「…………」

 使者「お気持ちはお察しします。私を罵るなり、殴るなりでお気が済むのなら、如何様にも――」

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20: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:57:18.14 ID:p1xr7Yhy0





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21: ◆ccGlDikGP2[saga]
2016/03/22(火) 19:57:59.02 ID:p1xr7Yhy0

  響「ああ…… それを貴音、いや、たかねに送ったから一人で来るはずなのに、なぜか自分もいた、と」

 使者「そういうことでございます」

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