過去ログ - 【モバマスSS】香水 あるプロデューサーの物語
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/03/28(月) 23:04:20.27 ID:mPSzAJE90
・オリジナル設定、オリジナルキャラクターが登場します。

・やや性的な表現が含まれます。

・初めての地の文SSですので、お見苦しい点もあるかと思われますが、ご容赦ください。

SSWiki : ss.vip2ch.com



2:名無しNIPPER[saga]
2016/03/28(月) 23:06:13.33 ID:mPSzAJE90
 西門慶(にしかど けい)は、346プロダクションの自身のデスクで、静かにコーヒーを飲んでいた。
 次に、朝一番に行う業務として、アシスタントの千川ちひろが運んできた自分宛の郵便物を、ペーパーナイフで丁寧に開封していく。中身は他会社のパンフレットなどが多いが、既に開封されているものは、経理から確認のために回されてきた、協力業者からの請求書だったりする。
 書類関係を検めた後に、新聞を流し読みしつつ、慶はこの346プロダクションの今後に思いを巡らせた。

 アメリカから帰国した346グループ会長の娘が、常務として346プロダクション・アイドル事業部の陣頭指揮を執り始めたのが、つい一週間程前。
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/03/28(月) 23:07:02.15 ID:mPSzAJE90
 慶は美城常務の方針に、賛成も反対もしていない。
 これまでは確かに、346プロダクションで働く者の多くに、346は老舗で大手だから大丈夫という油断が瀰漫していた。
 個々の個性を生かして自由に活動させる、と言えば確かに聞こえは良い。だが、裏を返せば成長の停滞とも言え、実力の無い者がのうのうと会社に居座り続けるということでもある。
 切磋琢磨を惹起し、アイドル達の成長を促す。競争についていけなくなった者は切り捨てる。弱肉強食と優勝劣敗は世の理であり、単純明快で良いではないか。

以下略



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