過去ログ - 屋上に昇って.
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355:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:43:19.89 ID:Fxr7uh8Eo

「きみ、もしかして、柚原志乃さん?」

 彼女は怪訝そうに眉を寄せた。

以下略



356:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:44:16.96 ID:Fxr7uh8Eo

「ここで、何をしてたの?」

 そう訊ねると、彼女は困ったような顔をして、手のひらをさしだしてきた。

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357:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:44:44.43 ID:Fxr7uh8Eo

「……先輩」

 振り返ると、柚原志乃は、たしかに俺をじっと見据えていた。

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358:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:45:42.91 ID:Fxr7uh8Eo

「じゃあ、なんなんですか?」

 真剣な顔で、彼女はそう訊ねてきた。
 どう答えるべきか、少し考える。
以下略



359:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:46:38.04 ID:Fxr7uh8Eo

「……俺のおかげで、がんばってこれたんだ、って、そう言われたんだ」

 柚原志乃は、何も言わずに続きを待つ。だから俺も、言葉を続ける。

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360:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:47:08.89 ID:Fxr7uh8Eo



 嘉山を経由して嵯峨野連理から連絡があったのは、夏休みも半ばを過ぎた頃だった。
 
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361:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:48:24.13 ID:Fxr7uh8Eo



「たっくん! 緊急事態です!」

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362:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:48:50.63 ID:Fxr7uh8Eo

 嘉山がわざとらしく溜め息をつく。

「……おまえら、準備悪すぎだろ」

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363:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:49:46.93 ID:Fxr7uh8Eo

 少しの沈黙のあと、俺はなぜだか笑ってしまった。

「……いや、バカだろ。なんだそれ」

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364:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:50:41.62 ID:Fxr7uh8Eo

「来年だ! 来年の文化祭にしよう。そうだよ、それがいい」

 その言葉に、みんなが顔を見合わせた。

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365:名無しNIPPER[saga]
2016/05/17(火) 23:51:10.43 ID:Fxr7uh8Eo



「リベンジマッチ」を部長が提案したのは、八月のある日のことだった。

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