42:名無しNIPPER[sage]
2016/05/01(日) 20:03:17.65 ID:GQ1Nbmy30
ノーベル氏の涙は止まらない
しかしロバートさん(嬉しくない方の)壁ドン経験者だったとはねぇ。千護さんによる護衛も、代償加護とでも言った様な関係で成り立ってたなんて……
43:名無しNIPPER[sage]
2016/05/01(日) 21:52:17.75 ID:PtESREoQ0
乙
放浪者ってそういや初期の頃甥と一緒のような子どもを処理して鬱になってたな
放浪者が父親になったら子供に厳しくしようとして最後は甘やかしてしまうタイプだな
44:名無しNIPPER[sage]
2016/05/02(月) 00:27:42.68 ID:qn1x9bJ40
実際子供の勝やスライム、弟分の佐原と井門を割と甘やかしてるからな
45:名無しNIPPER[sage]
2016/05/02(月) 22:17:16.03 ID:WE1aw0sT0
パトレイバー映画の13号思い出した
あっちは意図的にバケモン作り出してたが
46: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/02(月) 23:20:55.68 ID:CpaN7OmJ0
赤川総合病院は5階建てで階数自体は少ない方だが、その分規模そのものは大きい。そのため、昨日と今日の2回に探索している。病理検査室での情報収集が終わり、一部残っていた各科の審査室や事務室の探索が終わった後、時間があれば病院の施設自体が機能するのか確認する予定となっていた。
放浪者が見かけたという影についても、結局のところ特定するには至らず、何であるかははっきりしていない。単純にゾンビの一部が見えただけ、という可能性もある為、彼自身もそのことを深く言及することはなかった。
今放浪者といるメンバーは昨日と同じく、山中と一ノ瀬の2名だ。放浪者が前衛に立ち、2人は後方をカバーする位置で移動している。今のところ、ここで処理したのはゾンビ数体だけで、波乱が起きるような様子はないが、メンバーに油断する様子はない。
47: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/03(火) 00:04:32.44 ID:rnj0xVuy0
『了解です、そちらも気をつけてくださいよ。どうぞ』
1時間の間にロビーへ合流の指示、例の影とダクトに気をつけるよう、別行動の井門、錬浄、西切の班と佐原、藍の班に無線を使い放浪者は連絡する。
すでに、放浪者達はミュータントの1種だろうと、結論をつけていた。基本的に変異体を含めてゾンビはこちらを確認すれば、容赦なく襲ってくる。今回の影はそうせず、様子見をしたと思われる状況だ。知性があるのかはわからないが、状況からして、あっても不思議ではないと言う結論になる。
48: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/03(火) 00:37:00.23 ID:rnj0xVuy0
内科の診察室前の待合室にたどり着くまでの間、異常はなかった。待合室は、他の場所と似ていて、並べられていたであろう椅子は乱れ、ゴミも散乱している。後は、置き忘れたであろう小さなバックなどが落ちている。
幸い、ここの待合室は外側に面していて、明かりが入りそれなりの広さもある。奇襲を仕掛けられたとしても、対処は可能な場所だ。
さて、と放浪者は考えを巡らせる。ここにきてすぐ戻るのでは、あまりこの行動に意味がない。他の班が全てロビーに集合してから、自分達が合流するのが望ましい。もちろん、手っ取り早いのは不明なミュータントを処理してしまうのが一番ではあるのだが。
49: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/03(火) 01:17:57.76 ID:rnj0xVuy0
一ノ瀬が持つ盾に、黒い何かが巻き付いて引っ張られようとしていた。彼女も抵抗するものの、ズルズルと引きずられていく。放浪者が盾を離すよう叫び、それに従って一ノ瀬は盾の取っ手と手首に固定したバンド部分を外すと、盾はそのままタクトの出入り口で塞がった。何度か音を立てながら中に入れようとして、諦めたのかゆっくりと盾を床まで下してから、触手らしきものがダクトの中に吸い込まれていった。
「…タコか何かか?」
放浪者がその触手の出方を伺っている間に、山中がクラーケンのフックを使って盾を引き寄せて一ノ瀬に渡す。
50:名無しNIPPER[sage]
2016/05/03(火) 01:24:32.98 ID:7X1FpAcn0
一之瀬ちゃん又もや危なかったな……
不幸体質を克服するにはどうしたら良いんやろ
51: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/03(火) 01:40:04.40 ID:rnj0xVuy0
「…もうここにはいない。ロビーに戻る、歩いてな」
急げばもし罠だった場合に、回避できない可能性がある。もしかすれば、何らかの方法でロビーまで移動している他の班を察知して、そちらに移動していることも考えられた。だが、もっとも重要なことは、自分が無事でいることにある。他のメンバーはすでに何か危険性のある存在がいることは認識していて、そして、自分のメンバーは余程のことがなければ下手なことをしないと、信頼している。
だからこそ、その下手なことが起きた時、それを助けるのに必要なことは、自分が無事であることだ。
52: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2016/05/03(火) 01:52:40.78 ID:rnj0xVuy0
ダクトにケミカルライトを入れるのを止め、触手が追ってこないように音も静かにして移動、放浪者自身が指定した時間ギリギリで、彼等はロビーにたどり着くことができた。
井門が例の奴かと質問し、放浪者達はわかった範囲の情報を他のメンバーに伝える。
「じゃあ、そろそろ夕暮れですから、戻った方がいいですかねぇ?」
1002Res/747.09 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。