過去ログ - 藤原肇「至るべき場所」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 19:51:15.48 ID:UMEp/1BY0

P「CoP先輩は、愛妻弁当ですか」

CoP「おう、休日出勤だって言ったらな、早起きして作ってくれたんだよ。日曜日で、アイツも大変なのに……っと、俺の話はいいんだった」

以下略



13:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 19:55:02.42 ID:UMEp/1BY0

CoP「まぁ一応、他の連中にもそれとなく売り込んではおくよ。で、お前自身が担当したい子はいなかったのか?」

P「そうですねぇ……うーん、強いて言うなら」

以下略



14:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 19:56:50.77 ID:UMEp/1BY0

PM4:00 モバプロオーディション面接会場

候補者「ありがとうございました」ペコリ

以下略



15:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 19:59:14.99 ID:UMEp/1BY0

肇「――!?」

P(あ、ようやく気付いたっぽい)

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16:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:00:16.63 ID:UMEp/1BY0

肇「おっしゃる通りです。その地味で面白くない器は、私が作りました」

肇「その器は、私自身なんです」

以下略



17:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:02:35.79 ID:UMEp/1BY0

P「……お話は分かりました。仰ることも理解できます。確かに豊富な人生経験というのは、創作活動を行う上でこの上ない武器になることは間違いありません」

P「より良いものを作りたいという気持ち、そしてそのために未知の領域に足を踏み入れる勇気。それは、とても素敵なものだと、私は思います」

以下略



18:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:05:14.24 ID:UMEp/1BY0

PM5:00 オーディション会場

 オーディションは無事終了した。今は一部候補者は家路につき、希望者――と言ってもほぼ全員だが――がモバプロ内の施設を見学している。

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19:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:06:33.79 ID:UMEp/1BY0

PM5:30 オーディション参加者控え室

 見学が終わって控え室に戻ってきた肇は、他の候補者に聞こえないように小さく溜め息を吐いた。
 周りの候補生は皆、浮かれたようにキャピキャピと先ほど見て回ったモバプロの各施設の感想を言い合っている。
以下略



20:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:08:34.97 ID:UMEp/1BY0

PM6:00 モバプロ内モバPマイルーム応接室

コンコン

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21:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:10:10.29 ID:UMEp/1BY0

肇「……プロデューサーさん、だったんですね」

P「ええ。今は『C-BLUE』という4人のアイドルユニットを担当させて頂いています。ご存知ですか?」

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22:名無しNIPPER[sage saga]
2016/05/18(水) 20:12:10.57 ID:UMEp/1BY0

肇「才能、ですか……? お恥ずかしい話ですが私は非才の身、それは貴方も――」

P「先ほどの器の話ですね。あの時も言ったように、僕は陶器の専門家じゃありません。というより、むしろそこいらの人より審美眼に劣ると言っても過言じゃない。
 茶碗なんて米がよそえて飯が食えたら陶器だろうがプラスチックだろうが気にしない。
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