過去ログ - オフィーリア「心からお慕いしておりました」
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24:名無しNIPPER[sage]
2016/05/18(水) 13:45:39.03 ID:kiz0M2Xyo
細かいこと言うと親父の名前はPoloniusだから濁点じゃなく半濁点がいいな
あとは邂逅って(偶然)出会う、巡り会う、って意味だから、一度邂逅した後に絶つようなもんじゃないよ
話には期待してる


25: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:05:56.19 ID:pKt//rZNO
>>24
本当ですね、気を付けます


26: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:09:36.49 ID:pKt//rZNO
ポローニアス「オフィーリア、起きなさい」

体を揺すられています。どうやら、考え事に耽る内に眠ってしまっていた様です。

オフィーリア「申し訳ありません、お父様」
以下略



27: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:12:23.88 ID:pKt//rZNO
王「では、どうやっても聞き出せなかったのだな?」

ローゼンクランツ「えぇ、ご自分でも頭がおかしいとは仰るのですがどうしてそうなったかについては何も」

ギルテンスターン「それに、探りを入れられるのが気に触るのか、こちらが聞き出そうとすると華麗に受け流されてしまうばかりでした」
以下略



28: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:16:11.36 ID:pKt//rZNO
ギルテンスターン「恐らく今夜、御前で何かを演じるよう仰せつかっていると思います」

ボローニアス「まさにその通り。是非とも両陛下にもご覧頂きたいと仰っていました」

王「よし、喜んで観させてもらおう。ハムレットがその気になった様で儂も嬉しいよ。ローゼンクランツ、ギルテンスターンの2人にはこれからもハムレットの意識をこういう娯楽に向けてやってほしい」
以下略



29: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:18:22.55 ID:pKt//rZNO
王妃「解りました。オフィーリア、ハムレットの乱心の元凶が、貴女の美しさにある事を心から願っております」

オフィーリア「はい、私もその願い通りであればと思っております」

王妃様は心配そうな表情のまま、謁見の間へと入って行かれました。そうして、陛下とお父様は物陰に隠れます。
以下略



30: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:23:56.93 ID:pKt//rZNO
ハムレット「おや、そこにいるのは麗しのオフィーリア」

ハムレット様は、身振り手振りも口調と同じくらいに態とらしく、大きくしてみせます。

オフィーリア「ハムレット様、その後お加減いかがですか?」
以下略



31: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:26:31.10 ID:pKt//rZNO
オフィーリア「いいえ、くださいました。その事は貴方が一番ご存知のはず。贈ってくださった方が連れなくなれば、どんなに貴い贈り物も貧しくなってしまいます。どうぞお受け取りください」

今思いましたが、もしお父様達に協力するつもりなら、この行動って少しおかしな事になりますよね。
ハムレット様の狂気の原因が私にあるのだとしたら、その狂気を加速させかねない行動です。ともあれ、言い出してしまったことは仕方がないので、近くのテーブルの上に宝石を置き、ハムレット様の様子を伺います。

以下略



32: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:28:34.19 ID:pKt//rZNO
ハムレット「お前が貞女で美女なら、お互いに馴れ馴れしくしてはならないって事さ」

オフィーリア「美女には貞女に勝る交わりの友がございましょうか」

ハムレット「その通りだ。美女が貞女を売女に変えてしまうからな。俺も昔はお前を愛していた」
以下略



33: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:30:20.40 ID:pKt//rZNO
ハムレット「では、これで失敬する」

そう言って私が何も言う暇も与えず立ち去ってしまわれました。
このままお二人が出てくるのを待っても良いのですが、私は何も知らない体ですので、演技を続けます。

以下略



34: ◆d/8j7bKhKM[sage]
2016/05/18(水) 15:32:17.56 ID:pKt//rZNO
オフィーリア「あぁ、あれ程気高い御心が、無に帰してしまうとは!私は女の中でも特に不幸です。以前の姿を見知ったこの瞳で、今の有様を見なければならないのですから…」

堪え切れず、涙が流れてしまいます。どうしてでしょう。嘘だと解っているのに、涙は止められません。演技で悲しんでいたはずなのに、涙は本物です。
涙で滲む視界の端で、陛下とお父様が忍び出てこられるのが見えました。

以下略



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