過去ログ - 美城常務、スカウトされる! の巻
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2:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:01:17.16 ID:uYB9g/Mfo
武内P「そこに書いてある通り、346プロダクションという芸能事務所で
プロデューサー業をしている武内と申します」

そして態々自己紹介までするということは……
まさか、気付いてないのか? 私が誰なのか
以下略



3:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:02:20.97 ID:uYB9g/Mfo
……うむ。この芝居臭さのない極自然な反応

冗談や悪戯の類いではないらしいな
あの子達の世代でいう"ガチ"という奴か

以下略



4:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:04:15.46 ID:uYB9g/Mfo
というか、実際問題どうするか

今すぐ正体を伝えるべきなのか……?

……いや、上司を他人と見間違えた上に、アイドルとしてスカウトしたなど
以下略



5:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:05:02.54 ID:uYB9g/Mfo
「……最近、芸能事務所のスカウトを装った詐欺の話を良く耳に――」

武内P「――大丈夫です」ズイ

武内P「そういったスカウト詐欺というものでは有りません
以下略



6:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:05:54.07 ID:uYB9g/Mfo
「あの、そうは言われましても…… この歳でアイドルになるのは流石にどうかと思いま――」

武内P「――そんな事は有りません……!」

武内P「確かに、私は貴女の年齢は存じておりません」
以下略



7:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:07:06.18 ID:uYB9g/Mfo
というか、何故彼はここまで……?

武内P「ご迷惑とは思いますが、今一度ご一考ください」

私の知っている武内君という人間は……
以下略



8:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:08:02.38 ID:uYB9g/Mfo
それから少しの間、武内君は私の問いに答えず
軽く俯きながら難しい顔を

いつもより更に難しい顔を浮かべていた

以下略



9:名無しNIPPER[sage]
2016/05/19(木) 23:09:49.83 ID:TojS5NO2O
真面目に専務は化粧薄くして雰囲気変えればアイドルとして通用すると思うわ


10:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:09:54.12 ID:uYB9g/Mfo
そんな私に対し、武内君は少し困った様に顔を背けながら口を開いた

武内P「気を悪くされるかも知れませんが、先程の……」

武内P「迷子のお子さんをあやすところを拝見しておりました」
以下略



11:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:11:33.37 ID:uYB9g/Mfo
「あの、微笑みというのは?」

「申し訳ありませんが、心当たりがなくて」

武内P「……ああ、それは、泣きじゃくっていたあのお子さんに向けた貴方の微笑みの事です」
以下略



12:名無しNIPPER
2016/05/19(木) 23:12:34.57 ID:uYB9g/Mfo
武内P「……私は、一人の人間をアイドルとしてプロデュースするという仕事の中で、
アイドルとは何かを常に考え続けてきました」

武内P「以前は、それが分からず、大きな過ちも犯した事も有ります」

以下略



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