13:名無しNIPPER[sage]
2016/05/28(土) 20:24:54.37 ID:+lLcXVlHo
めっちゃつまらない
14:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 20:32:33.72 ID:z9b3uMXIo
よく見ると高垣さんの瞳は左右で色が違う。
俺にとっては当たり前の事実でも、他の人達にはそうじゃなかったらしい。
「ヘテロクロミアだね。ああ、もし気にしているのなら話題にはしないが」
15:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 20:50:43.98 ID:z9b3uMXIo
「……」
「……三船さん? あの、どうかしました?」
16:名無しNIPPER[sage]
2016/05/28(土) 20:51:19.31 ID:Oj4OxrR8o
ダバダるのかと思った
17:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:03:14.44 ID:z9b3uMXIo
「うん。私もそう感じたよ。今まで高垣さんは、何と言うべきかな……そう」
言葉を切って、納得したように東郷さんが頷く。
18:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:17:50.03 ID:z9b3uMXIo
「何を今さら。酔いだけじゃなく焼きも回ってきたのかい?」
「そうかもしれません。俺は、高垣さんの魅力を上手く引き出せないんです」
19:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:31:21.24 ID:z9b3uMXIo
「……」
麻痺していた鼻もアルコールの匂いを感じ取れるようになった。
人生最悪の悪酔いだった。
20:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:38:24.76 ID:z9b3uMXIo
「高垣さん」
21:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:48:51.74 ID:z9b3uMXIo
― = ― ≡ ― = ―
映写室の真ん中の席へ腰掛け、高垣さんが所在無さげに視線を彷徨わせる。
ブルーレイをセットして、室内の照明を落とした。
22:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:50:07.72 ID:z9b3uMXIo
今の彼女からすれば、まるでまばらにしか集まっていない観客たち。
だがその全員が、唄い終えた彼女へ惜しみ無い拍手を贈っていた。
俺と高垣さんも、スクリーン越しに拍手を贈る。
23:名無しNIPPER[saga]
2016/05/28(土) 21:53:44.12 ID:z9b3uMXIo
「――経験です。多くの大人組は身に着けていて、大半の子供組にはそれが無い」
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