31:名無しNIPPER[sage]
2016/05/31(火) 09:43:46.44 ID:9dHJEfPB0
 良いじゃないですか〜 
32:名無しNIPPER[sage]
2016/05/31(火) 10:51:44.13 ID:1oe1/SzDO
 期待 
  
 いいね 
  
33:名無しNIPPER[sage]
2016/05/31(火) 12:27:17.41 ID:NWecOi2+o
 よくねえよ 
 つまらんだろ 
 頭大丈夫? 
34:名無しNIPPER[sage]
2016/05/31(火) 17:33:30.79 ID:jCSPAsly0
 斬新な世界観だわ 
  
 期待 
35:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:28:56.41 ID:6D4QUdRpo
 翌日。 
 楓が仕事に出ている間、美優は仕事を早々に切り上げ、買い物も済ませて、蘭子用のMF(Manifold Frame:IDOLにおけるアプリケーションの一種)を苦い顔をしながら必死に弄っていた。 
  
 「美優さんもそろそろアシスト無しのダイビング、マスターした方がいいですよ」とは今朝の楓の言葉である。 
 "素潜り作戦"と勝手に名づけられたこの作戦は、要するに美優がIDOLの操作を覚える訓練だった。 
36:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:29:43.25 ID:6D4QUdRpo
 2日後。 
 事務所で仕事をしていた楓のIDOLにコールがかかってきた。 
  
 美優【か、楓さん!!】 
  
37:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:30:22.55 ID:6D4QUdRpo
 それからまた2日後。 
  
 蘭子はもう立って歩けるようになっていた。 
 美優や楓が手を添えて支えなければすぐにフラフラしてしまうが、それでも自力でバランスを取っている。 
 オプション機能によるサポートはもちろん無い。 
38:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:30:58.99 ID:6D4QUdRpo
 蘭子「いー!」ニコニコ。 
  
 楓「笑ってる……」 
  
 美優「知りませんでした?いつの間にか表情まで付くようになったんですよ」 
39:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:31:32.79 ID:6D4QUdRpo
 それから二週間も経つと、蘭子の手足は鎖から解き放たれたように自由に動かせるようになっていた。 
 力は弱いが、物を掴んだり、走ったりすることもできる。 
 一応、例の自己防衛と危険感知のオプションは付けたままだが、傍目にも無茶に動いている様子を見ると、それが十分な機能を発揮しているかは疑問であった。 
 そのため、美優は以前にも増して蘭子に付きっきりで世話をするようになった。 
  
40:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:32:22.18 ID:6D4QUdRpo
 ◇ ◇ ◇ 
  
 美優「楓さん、ちょっと相談があるんですが」 
  
 ある休日のことである。 
41:名無しNIPPER[saga]
2016/05/31(火) 21:33:00.84 ID:6D4QUdRpo
 美優「それは、できればそうしたいですけど……蘭子ちゃんがいますし」 
  
 蘭子には戸籍がないのでパスポートも作れない。 
 そもそも、現在この国ではドールに関する法がまだ整備されきっておらず、ドールを連れて外出するのでさえ協会に申請しなければならないと説明したのは楓である。 
 ちなみに協会とは全国ドール協会のこと。登録した時に同時に入会することになっている各メーカー協賛組織である。 
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