過去ログ - サトシ「100レベのトランセルで俺はポケモンマスターになってやるぜ!」
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24: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:43:32.31 ID:tMKX5aCf0
宝石を散りばめたかのような星空の下、二人の武将が俯せに倒れた浮浪者を挟んで対峙していた。
一人はマサラタウンのサトシ、100レべのトランセルを片手に幾つものポケモンの頭を割ってきた孤高のハンターである。
もう一人はトキワの森のジュンヤ、彼もまたアギルダーとキャタピーの遺伝子を配合させた最速改造ポケモン『アギャピー』の使い手である。

ジュンヤ「兄さん、アギャピーがトランセルに成長を遂げる。この意味が分かるかい?」
以下略



25: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:44:05.53 ID:tMKX5aCf0
サトシ「うお、こいつ喋るのかよ」

ジュンヤ「驚いたかい? 僕のさなえは八年来の付き合いだからな」

サトシ「おいおい、さなえってなんだ。まさかテメーがつけたサーナイトの名前か?」
以下略



26: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:44:34.59 ID:tMKX5aCf0
ジュンヤ「さなえ! とびひざげりだ!」

サーナイト「了解しました、マスター!」

サトシ「ちょ、待て! とびひざげりっておかしいだろ! ガチガチの物理アタッカーじゃねーか!」
以下略



27: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:46:39.86 ID:tMKX5aCf0
サトシは左下にある自らの生命メーターをチラリと一瞥した。
四分の一ほど削られている。
あてみなげはそれほど威力の高い技ではなかったはずだ。
まさか……

以下略



28: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:48:31.47 ID:tMKX5aCf0
ジュンヤ「どけ、さなえ! とどめは僕がやる!」

サーナイト「え!?」

ジュンヤ「破壊光線を食らいたくないなら、早くどけ!」
以下略



29: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:49:39.30 ID:tMKX5aCf0
サトシ「いいぜ。テメーがそう言うんなら、こっちにも策がある」

ジュンヤ「分かってるのか? あんたは今、不利な立場に置かれているんだぜ。この逆境を打開する策がまだあるってのかい?」

サトシ「おうよ。……テメーのサーナイト、悪いが俺の物にさせていただくぜ」
以下略



30: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:50:30.93 ID:tMKX5aCf0
ボールは粒子化したサーナイトを吸い込み、少し揺れた後カチッとゲットを知らせる施錠音を鳴らした。
憎しみのこもった目でサトシを睨むジュンヤ。

ジュンヤ「貴様……! 僕のさなえを! 僕のさなえをよくも……!」

以下略



31: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:51:57.26 ID:tMKX5aCf0
〜謎の施設〜

キリキザン「全員、停止せよ」

先頭を歩いていたとうじんポケモン・キリキザンが刃のついた左腕を水平に伸ばし、後に続くポケモン達を制止した。
以下略



32: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:52:32.59 ID:tMKX5aCf0
誰一人名乗り出ない。
改造ポケモンは亜空切断だのエアロブラストだの伝説級の技を覚えている割に、実用的な技に関してはからっきしなのだ。
キリキザンは忌々しく舌打ちした。

キリキザン「では、私が刀身を射出してその反射音で障害物を探るとしよう」
以下略



33: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:53:03.77 ID:tMKX5aCf0
???「餌の投入は済んだか」

???「ハッ。ゲーチス様の仰せの通り、100匹投入致しました」

ゲーチス「ククク……改造ポケモンを糧とする改造ポケモンか……」
以下略



34: ◆Lm.jAMKRZLFA[saga]
2016/05/31(火) 23:53:34.20 ID:tMKX5aCf0
同じ頃、サトシとジュンヤはポケモンセンターに位置していた。
手持ちポケモンの治療も兼ねて、24時間営業のポケモンセンターで一泊することに決めたのだ。

サトシ「おいジュンヤ! こんなイイとこあるんなら最初から教えろよな!」

以下略



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